■雨です。「空と君のあいだに」ではないですが、中島みゆきの歌だと、降雨は不幸の象徴の様な扱いです。しかし農村に住んでいると、雨で作物が潤うのが目に見えて分かりますし、屋外活動が好きでなかった自分には、雨天は幸いに思えます。
幼少の頃、晴天の日の家や教室で本を読んでいると、「外で遊べ」「田畑を手伝え」と屋外に叩き出されましたが、雨だとそんな事もなく、好きな本を読んでいられました。
(くだんの曲、ルーザー様がすずで高松がリュウの様に思えたが、ルーザー様は自分の上に雨が降っている事さえ、最期まで気が付かなかったと思う。)
■シンタローさんについてです。小説で動かしにくいのは、シンタローの立ち位置が非常に複雑だからかなと思います。挙げてみます。パプワにとってシンタローは、「友達」の一言で言い切れるのがいいなと思います。
高松にとってのシンタロー ・総帥の子供・・・その割に大事にしない ・学生・・・その割に大事にしない ・ルーザー様の息子・・・滅茶苦茶大事にしたいくせに、嬰児すり替えなんてしたから面と向かって大事に出来ない
キンちゃんのとってのシンタロー ・競争相手・・・南国ではマジックからの愛情を奪い合い、PAPUWAでは実力伯仲と言う事で、ガンマ団二大トップなんだろうと思う。 ・上司・・・キンちゃんなので上下関係にはうるさそう ・イトコ・・・普通に親戚
グンマ様にとってのシンタロー ・ライバル・・・なんか可愛い関係 ・弟・・・わずかだがグンマの方が兄になる ・上司・・・一応上司なんだがマジックの方が偉そう
コタにとってのシンタロー
・トラウマ・・・「赤い軍服の大柄な恐ろしい男」 ・兄・・・シンタローがコタの虐待について心を痛めていたのは明白でも、コタにはその思いが届いていなそう。PAPUWAでソーちゃんがリキッドへ親しみを見せる場面があるが、あれは描き過ぎかもと思う。自由を奪われると言う一大事において、他人の声とか耳に入らないと思う
マジック様にとってのシンタロー
・普通の団員・・・秘石の窃盗の罪で処分するべき相手 ・息子・・・父親らしくあれこれ説教すべき相手 ・愛人・・・なんだっていいから側にいて欲しい人 ・青の一族の敵である、赤の一族の秘石の番人 ・・・正体が分かったら即刻殺すべき男
マジックが南国当初、シンタローに厳しかったのは、シンタローをあくまで一団員として扱いたかったからなんだろうなと思いました。シンタローはマジックを「父親」としか見られなくて、秘石の窃盗なんていう甘い行動に出ましたが。
ミヤギ達にとってのシンタロー
・友達・・・気分的には友人で間違いないと思う ・上司の息子・・・アラシヤマ以外口に出さないが、シンタローが特別な団員である事は明白 ・窃盗犯・・・シンタローには家庭内の行き違いを解消しただけの行為なのだが、シンタローを追わないとならないミヤギ達の苦難といったら |
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