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...... 2018年06月04日 の日記 ......
■ 思い出す事など   [ NO. 2018060401-1 ]

■「何もないよさ」「物質文明・大量消費文明への批判」的な本を読んでしまいました。言いたい事は伝わってくるのですが、学校を出て、就職して、給料をもらって、初めて欲しいものが買えた喜びの方を、自分は支持します。

・・・赤城山のてっぺんに、志賀直哉が一時期住んでいたそうです。お坊ちゃん育ちの志賀らしいと思います。



■セーラームーンRの主題歌の一つ、乙女のポリシーが好きでした。頑張っている姿が美しい、そんな歌でした。その歌を信じて今日までやってきた気がしますが、「頑張っている」姿程、余人が敬遠するものはないでしょう。本気が美しいと歌は言いますが、各個の「本気」程、他人が理解しにくいものもないでしょう。


(改めて歌詞を見ると。「勉強や部活に頑張っている私を男が見て、惚れてくれる歌」ではなく。セーラームーンシリーズで言うなら、戦士達とプリンセスの関係の様な歌だと思う。戦士達に異性関係と「自分の戦い」は並列出来ない。

美奈子達は、プリンセスのために戦う・強くなるのが「自分の戦い」だった。別に、異性に対して魅力的になろうという歌ではなかった。いつかホントに出会う大事な人とは、うさぎにとっては衛さんなのだけど、美奈子達にとってうさぎ、プリンセス以上大事な人はいない。)



■思い出す事など書きます。リアルタイムのもろもろの事件が自分の中で落ち着くまで、自分は数年以上かかります。


・親子関係と言うと、ドラえもんの野比家を思い出します。会社員のパパ、専業主婦のママ、一人息子ののび太が野比家。どこかで読んだ指摘なのだけど、「のび太がジャイアンやスネ夫に殴る蹴る、カツアゲされる、悪口を言われる、仲間外れにする等されても、のび助も玉子さんも何もしない。」

確かにその通りです。父ののび助は、のび太を無暗に説教したり、「友達にいじめられるのはお前が悪い、お前が弱いからだ」と言うくらいで、普段は企業戦士らしいです。週末はゴルフか家でごろ寝の、よき?時代の日本人の平均的な父親です。



玉子さんも、のび太に数時間にわたるお説教をするか、悩んだ顔でお説教をするくらいです。玉子さんの立ち位置は、企業戦士のよき妻という所でしょうか。ジャイアンのママとも彼女は親しく、ジャイアンがのび太を入院寸前まで叩きのめしても、母親同士はにこやかに井戸端会議しています。

手当てが必要なほどの暴力を息子が振るわれているのに、のび太の母や、他の家の母たちは「子供同士の事」と構えています。描いているのがなにぶん藤子先生なので、確固たるポリシーあっての漫画だと思いますが、自分は学校でいじめられた時に、「周囲がお前をいじめるのはお前が悪いからだ」と断言した父を憎んでいます。

ドラえもんの世界は大長編ドラえもんや、のび太がジャイアン以外の悪がきにいじめられた時、何故かジャイアンが助けに来る、のび太をジャイアンが野球に誘う等、落としどころがありますが、私は父にかばってほしかったなと思いました。強い女にはなったかもしれませんが、幸せな女にはなれなそうです。

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