madeingermany

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...... 2018年06月09日 の日記 ......
■ 女   [ NO. 2018060901-1 ]

■お昼に、ゴルゴンゾーラチーズのリゾットを作って食べました。青カビのスッとするうまみが好きです。どうやって食べようか思案しましたが、御飯と野菜とキノコがあったので一緒に煮ました。

欧米の裕福で幸せそうな女の子達に憧れて、マーガリンをすくって食うような事、二度としなくていいんだなと思いました。在学時代、何度となく京とグンマを行き来し、金がなくて、名所旧跡に寄れなくて大人になったら行くんだと思い、今立派な鉄です。

今年中に、山陽新幹線で九州まで行くのですが。小倉で降りても博多で降りても、翌日に予定している特急ソニックに乗れる事が分かりました。小倉もいずれ下車して楽しみたい街ですが、今回は博多の「つばめの杜」みたさに博多まで行くと思います。



■異様に幼少の頃から乱読をしたのに、「女性が大事にされる」内容に出会いませんでした。いわゆる「絵本」の女性達は、夫や子供のために献身的に家事をする女性がほとんどです。

中高生向けの本というのがどんなのか分かりませんが、「ためになる」的な本に出て来る女性は、大体偉大な父、偉大な夫、偉大な息子を支える女性として活躍していたと思います。家族に献身的なのはいいと思いますが、どんな本に出て来る女性も、「男ありき」でした。



なんかもう時流に乗れない自分が悪いのかと散々悩んだ時、乙女系作品に出会ってちょっと癒されました。乙女
系は比較的新しいジャンルなんだそうです。内容は昔懐かしい少女趣味とも言えますが、いにしえの少女達が「社会的・経済的・性的に自分をリードしてくれる男」を待つ傾向なのに対し、乙女系に出て来る女性達は、大体自主的に既に何かに取り組んでいる場合が多いような気がします。

女性の人生最大の夢と目標が「お嫁さん」であるのならいいと思いますが、昨今、セーラームーンの育子ママの様な専業主婦をさせてくれる男はいないと思います。少子化故にチヤホヤされまくった男達が思う女性は、常に「僕の優しいママ」であって、結婚さえすれば彼等が立派なパートナーになるという保証はどこにもありません。



男は「昔から男性が働いて、女はそういう男を家で支えるもの」と言うかもしれませんが。少なくとも平安時代はそんなのなかったです。結婚は男女平等、土地や屋敷を所有する権利も男女同権でした。源氏の、髭黒の北の方の様に、夫について不愉快な事があったら、自分から出ていく事もあり得ました。

源氏の妻達が源氏に従順なのは、皆貧乏な家の女性ばかりだからです。源氏より優位にあった葵上、藤壺、六条御息所達は、キッチリ源氏に不快感を示しています。



源氏の頃から時代が下り、武家社会になって初めて、自分の土地は自分で守る層が現れ、一家のリーダーである「男性」が注目され始めたと聞きます。家や家族、財産を守れない男はリーダーではありません、現在個人主義が広まった日本において、「女には男が必要」というのはあくまで個々の問題じゃないかなと思います。

守ってもくれない、こちらも別に期待するところのない男を頑張って支える必要はありません。今の政治家は意外な事に、戊辰戦争の勝者側の人間の末裔です。ダラダラととっくに形骸化した武家社会のなんちゃらがテレビから漂ってきて、気味が悪いです。

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