madeingermany

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...... 2018年08月24日 の日記 ......
■ 大阪   [ NO. 2018082401-1 ]

■「漱石の家計簿」を読んでいます。漱石の死後の、ゴタゴタはうっすら聞いていましたが、弟子と読者の思う漱石と、家族としての漱石は多分全然別人なんだろうなと思います。

普通鴎外の様に、家族に優しく、人様とは適度な距離を保つ方の人が多い気がしますが、漱石は逆です。父母、義父母、実の兄弟と若い頃随分長く激しくやり合ったせいか、「家族」へのまなざしは非常に複雑だった気がします。彼岸過迄の感傷的なムードは漱石の中にあったと思いますが、訳もなく若い妻や幼い子供達に冷たい、残酷だった面もなくなかったでしょう。

行人の、妻の心身へ暴力を振るったり、挙句「弟と浮気しろ」とふざけた事を言い出す一郎、そんなどうかしてしまった「もう一人の自分」を冷めた目で見ている二郎、両者はもしかしたら漱石に似ているのかもしれません。芳江が一郎に甘える日は来なそうです。三沢や須永の様なスタンスの男の「家族」は、幸せになれるのでしょうか。


■予定通りだと。

・12月8月 グランロデオの大阪城ホール公演
・1月13日 インテ
・1月20日 柴田亜美オンリー大阪

どれだけ東海道新幹線ファンなのかと思うくらい、今冬はのぞみに乗りまくるのかと思いました。しかし関西在住の方が東京のイベントに参加する場合は、同じ大変さを味わわれているのかもしれないと、やっと気が付きました。



■「東京のおいしいもの」的な本の中に、パフェの記事もありました。群馬でもパフェ、サンデーのたぐいは食べられますが、如何せん山岳地帯なので、田んぼや畑、河原、歩行者がいない国道などを眺めながらの飲食になります。それがなんだと思いますが、究極のパフェは「(麻布十番の)三丁目のチョコレートパフェ」だなと思いました。

セーラームーン初期の頃の、アニメオリジナル回の事です。敵の幹部ネフライトが、うさぎの親友であるなるちゃんと両思いになり、なるちゃんと「チョコレートパフェを食べよう」という約束をするも、戦闘で落命する回があります。



泣けるというか、セーラームーンと言えば「軽い」話が多めの印象だったのが、ガラッと変わった回だった様に思います。「友達がいない」的な悩みの描写はありましたが、ガッツリ「愛」の描写がされたのは、なるちゃんとネフライトの回が初めてだった気がします。

「愛」の描写と言うと、うさぎと衛がどうしてもメインですが、うさぎの場合主役なので大体(彼女だけ)ハッピーエンドになります。なるちゃんとネフライトは脇役だっただけに、悲恋さが半端なく、セーラームーンらしいアイテム「チョコレートパフェ」なんて可愛いアクセントを使いながらも、濃い話でした。



・・・(自分と言う)田舎者の東京への憧れは、そんな感じなのかなと思います。イケメンやオトモダチと楽しく美味しいものを食べる感じの。所詮叶わないから、太るのを覚悟して、ぼっちパフェをします。

高松には申し訳ないのですが、グンマにあんなにスイーツを与えていたのは、やはり高松自身も「愛」に欠けていて、はかない愛や幸せの代名詞のような「チョコレートパフェ」的なものを、グンマに浴びる程食わせていたのかもしれません。グンマはぼっちスイーツではなくて、高松と愛の代替物を食べればいいじゃないと思いつつ、高松は甘いもの食べない気がします。喫煙者なので、口の中苦そうです。

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