madeingermany

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...... 2018年09月11日 の日記 ......
■ 他人様   [ NO. 2018091101-1 ]

■原稿をしていて。マジシンとキン高は、シンタローとキンちゃんが相手に同じくらい溺愛されていて、相性がいいと勝手に思いました。独断と偏見です。

マジックとシンタローの仲がいいのなら、越したことはありません、平和が一番です。南国でシンタローはマジックにコタローについて考え直させたくて、秘石を持って逃走しましたが。マジックは、「側にシンちゃんがいない」だけで思考停止・活動停止に陥り、コタの事は小部屋に幽閉したまま、忘れ去っていたと思います。



あと。マジシンの側にもしグンマがいたら、辛いだろうと思いました。高松は南国後グンマから手を引き、でもマジックは「グンマには高松がいるから」と、グンマにいつまで経っても真剣にならず、シンタローもそんな感じで。

高松は「グンマ様にはお父上がいます」と言わんばかりに、(人生経験の少ない)キンちゃんにかかりきりになり。グンマの周りだけ真空状態な中、自分を「愛して」くれるはずの父親が、シンタロー一人に目をキラキラさせ、シンタローに何かあれば、ガンマ団全軍を動かしてでも解決しようとする莫大な愛を見れば、辛くない事ないんじゃないかなと思います。

PAPUWA序盤で、なんでグンマは可愛い?はずのコタを探しに、自分の(いかれた)メカで旅立たないのだろうと思いました。恐らく、シンタローやキンちゃんの様に、「自分に何かあったら三秒で助けに来る」保護者をもたないグンマは、到底コタの探索なんて言う冒険しないのだろう、と思いめぐらしました。



■昔、私の小さい頃の父、祖父母の決まり文句がいくつかあったのですが。その一つが、「他人は怖い」でした。「他人は恐ろしい」「他人は攻撃してくる」等、言い方のバリエーションはありましたが、大体、年上の家族はそろって人間不信に近かったと思います。

しかし私の上の世代は、若干人間関係が複雑でして。父や祖父母がいがみあったのは、大体血縁内の事でした。簡単に言うと、私の曽祖父が独身時代、近所の既婚女性と肉体関係を持ち、そのまま女性を離婚させて自分の妻にし、しかも狭い地域内に新夫婦&生まれた子供と住み続けたのです。

腹の虫が治まらないのは、目と鼻の先で妻を変な男に奪われた夫と、母親をご近所さんに奪われた子供達です。当然、新夫婦の子供は周囲から攻撃されます。他人じゃありません、どうしようもない性的関係に由来する、血族・姻族内のもつれです。



「他人は怖い」とは、そんな半世紀以上の薄汚い争い故の価値観かもしれませんが、私が今まで出会った本当の「他人」の多くは怖くもないし、ひどい事もしてこないし、よくよくならご縁が無かったと思い、親交を保つのを諦めればいい事もありました。

自分とすると。「他人は怖い(だから、肉親である父親や祖父母を頼り、信仰し、孝行し、自分が楽しもう、楽をしようなどと考えるな、血肉を俺達に捧げよ)」という、彼等の宗教活動だったと思います。周囲に敵?が多いと感じるなら、生まれ落ちた新顔を洗脳し、自分達に身を捧げる様にしたかったのでしょう。



自分も、「他人は怖い」とある程度の時期まで思っていましたが、今はそんなに思いません。礼節や信義をこちらが重んじていると示せば、そんなに悪い様にはされないと思います。余程なら、湯河原の清子の様に、さいなんでくる相手から逃げるだけです。

相手が他人だから、何かあったら距離を取る、冷静になる等出来ますが、相手が血縁だと若干困難です。ですが、言い方があれですが、その辺の「おじさん」と自分の父のどこが違うのだろうと思います。「おっさん」に、「私を分かって」と思うのが愚かな様に、人間不信と言う宗教が大好きな私の父を、今更他人の私がどうこうしようと思うのはやはり愚かな事だろうと思います。Content-Disposition: form-data; name="image"


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