■昔の女性向けというか、往時の女性作家が書いた、マンガ・小説について。(私が中高生くらいの時は、「女性向け」という考え自体薄かった気がする。女子がこっそりジャンプを読んでいたくらいで。良妻賢母を育成するかのような、可憐な少女漫画が多かった気がする。)「女よりキレイな男」が、一種のステイタス的なキャラとして、よくあったと思います。
男×男の描写を楽しむスパイスだったのかなと思いますが、今でいう「男の娘」より複雑な存在で、単に「可愛い男の子」ではなく、「30代40代になっても、生まれながらの、10代の女の子のようにつややかな髪と肌を保ち、周囲のムサイ男達をオモチャにする成人男性」が、割とあったと思います。
天華の孔明とか、「そんな奴はいねえ」の美少年や、サビがそれにあたるのかなと思います。作品のスパイスとしては有効だし、女子キャラの方が「男よりたくましく働き者」と言う事が古今珍しくないので、彼等が「ヒロイン代わり」という場合もあるでしょう。
しかしふと時間が経つと。彼等の存在が「物語を引っ張る」ものではなかった事に気がつき、女子キャラの様に「愛してくれる男と、結婚出産育児」という、大団円が待っていない「彼等」の行く末に若干不安を覚えます。
とりあえずカミヨミの帝月は、「妹の夫と、素直な下僕と三人仲良く心中」を勝ち取った様です。蘇った菊理と、天馬にわずかでも幸せな時間があったならいいなと思います。
柴田亜美作品群って、「ムキムキマッチョ」の話ではなく、結句「女」の話だったと思わなくないです。(原作者の分身であるキレイなマッチョも中身が女であるし、原作者がそんなに好きじゃない娘キャラ達は、当然堂々女である。)
■朝、近所の病院に消毒に行って来ました。結構パックリした傷なのですが、左手なので生活にはそんなに支障ありません。明日も消毒、明後日も消毒、火曜も行くんだそうです。
昨今、傷に消毒というのは余りしないと聞きますが。アホな事に、飼い犬に咬まれました。狂犬病の恐れこそ低いですが、傷口に悪い菌がたっぷりあるのだそうです。
なんというか。温泉の効用に必ずある「切り傷に効く」というのを思い出します。近々行こうと思っていた温泉は山形の赤湯温泉でして。昔、戦国大名の配下の怪我人が大勢来て、真っ赤な血を流しながら、そのお湯で癒されたのさそうです。だから、温泉の名が「赤い湯」なだそうです。
期待大ですが。今の温泉の利用方法だと、「目に見える出血のある時は入ってはいけない」とありますので、自分も、生々しい傷口がどうにかなったら赤湯温泉に行こうと思います。 |
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