madeingermany

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...... 2018年09月16日 の日記 ......
■ 他人様   [ NO. 2018091601-1 ]

■相変わらず、飼い犬に咬まれた怪我のために通院しています。ガーゼを手に巻く生活にも慣れました。休日勤務の看護師さん曰く。「あなたは主婦の方でしょうから、包帯より、テープで固定した方が家事がしやすいでしょう」

看護師さんの処置のお蔭で、怪我も痛みませんし、手首も割と自由に動かせます。申し訳ないのは、私が主婦じゃない事です。炊事洗濯掃除、愛犬愛猫の世話はしますが、看護師さんのイメージする「女の人」でなくてすみません。



私は年恰好的に育児世代です。数年前観光地で「何もかも忘れて楽しもう」とか心に誓った時に、全く悪気のないだろう通りすがりのおばさまに、「おやお子さんはどうしたの」(週末の昼間だったので、保育園等は休みだろう時刻だった)と初めて言われた時には、あたかも自分が主婦であるような嘘をつきました。

「あなたは何故主婦ではないのか」という、これまた悪気のない心温かな質問に、あぶら汗流して答えるより、相手にニコッとし、黙っている方が賢そうだと近年思います。


■「女より美しい美少年」というと、有名なのパタリロかもと思いました。マライヒ他、タマネギ達も全員美少年・美青年で構成され、ゲストキャラの美少年達まで数えればきりがないだろうと思います。マライヒは18歳だそうです。

高給取りのバンコランに愛され、一国の王であるパタリロを友人に持つ彼に、何の不自由もありませんが、バンコランがよく浮気する点と、あまりに美少年過ぎる事によって、常人にはあり得ない様な苦難を味わっているので、そんなに嫌味なキャラではありません。



女性キャラではさせられないような残酷な事を、彼が請け負っている様な印象もあります。「女より美しい美少年キャラ」の存在意義は、もしかしたらこの辺にあるのかもしれません。

全ての女性は、子供が生める年齢になったら、早々に見合い結婚して、(好きでもない)義父母に孝行し、(さらに好きでもない)夫の面倒をみて、子供を生んで・・・というルートを通らねばならかった時代、マンガといえども、仮にもマンガでも「ドラマチックで人間的」な運命は味わわせなかったのかもしれません。

自由で美しく、恋多き「女より美しい美少年」達には、そんな「社会の息抜き」的なトリックスターの役目があったのかもしれません。



■「人間関係は、お互いを他人と思う事が大事」と、さるマンガで読みました。「夫だから」「妻だから」「男だから」「女だから」という、一見当然そうな前提であれこれ話を進めようとすると、こじれやすい、「お互いの価値観において、共有できそうな所から行動に移そう」的な話だったと思います。

いい話だなと思いました。

ただし、「〜だから」みたいな、自分でもあやふや過ぎる様な価値観に頼るしかない、貧弱な関係性の場合、難しいかもと思いました。男だから、女の私の代わりに重い段ボール箱を持ってくれはずもなく。父親だから、娘の私を守ってくれるのかと言うと、そうでもありません。

むしろ、「この男が赤の他人だったら絶対近くにいない」と断言できる様な相手との人間関係の場合、破綻するに任せた方がいいかもと思います。

なにせ私の父は、「他人は俺をイジメル」という、被害者意識満載なので今でもって会話になりません。父が言う、「ヒドイ他人」の方が、余程理知的で話が通じます。

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