■昔からぼっちのせいなのか、ちゃんとした「やり取り」と言うものが、大学入学後もよく分かりませんでした。発達障害の傾向があるのか、「人の話が分からない」「雑談が出来ない」と言うのがほぼ明らかです。
今でもって全身全霊で人の話を聞かないと、相手の言う事が分かりません。そんなに身構えないでいいのにと言ってくれる方もありますが、オンオフが激しいらしく、聞いていない時は皆目聞いていても分かりません。聞き流す、と言う事もまず出来ません。
同人という趣味は、特にメールの交換の場合は、当時でも本当の他人同士のやり取りになります。同好の士だと言う甘えはあるかもしれませんが、対話する相手の本名も年齢も、同人以外のプロフィールもほぼ不明です。
(同人以外の趣味だと、なんであんなに「あなた結婚しているの」「お子さんはいるの」「彼氏は」「ご両親は」「仕事は」「好きな男性のタイプは」「料理するの」と聞きまくってくるのだろう。多分、趣味の内容がメインなのではなく、一種の社交場なのだろうと思う。)
・・・何故この方達は、こんなに私に敬語を使ってくれるのだろうと、同人をして数年の時思いました。「〜されていると思いますが」「〜させて頂きました」等、完全な丁寧さと簡潔さ、相手への敬意をこめた文章なんて、実生活では見た事ありませんでした。
一生懸命、好きなアニメのジャンルが同じ人達の言い回しを真似、相手に失礼のないようにと励んだ記憶があります。今も、スマートに同人を楽しまれている方達の前に出ると、まかり間違っても、玩具店でダダをこねる子供のような事はすまいと思います。
■頒布したいです。人様の本を見るのが楽しくとも、いずれ自分もと飛び込んだ世界なので、「楽しませて頂く」感覚、それ以上に「楽しんで頂きたい」感覚があります。
行方不明になった私の在庫入り段ボールは、14日TRCにはありませんでした。色々な不幸が重なった結果だと分かりましたが、頒布したかったと言う思いは増すばかりです。
通販や書店等も方法はあろうかと思いますが、色々試してみて、人様の集まる所に持って行くのがいいと結論を出しました。結果、TRCで自分の在庫と、安寿と厨子王になるとは思ってもみませんでした。
あの時TRCのどこかに自分の在庫があって。年甲斐もなく、人様のスペースに分け入って、「竹淵の在庫はありませんか」と騒ぎ立てればよかったのかと、昨晩思いました。
眠れないまま思い出すのは。昔、冬コミで朝自分のスペースに来た時、自分の机の下に箱が来ているのだと思い込み、「ない」事に慌てふためいた事です。実際は会場の搬入場所にちゃんとありました。
「ないない」と声に出して騒ぐ私を見ていた人がいて。共通の知り合いを通じて、知り合いの方が「竹淵さん、荷物なかったんだって?」と連絡してくれ、自分の粗忽さを恥じつつ説明した思い出です。公共の場である同人誌即売会で、泣いたりわめいたりしてはならないのだと、やんわり知人が教えてくれた昔日でした。 |
|