 ■頒布物の無いサークルが一日何をしていたか。どう贔屓目に見ても、完売して暇になった訳はなく、私がTRCの11時から2時過ぎまで、何をしていたかと言う話です。あんまりくどくいつまでも書くと、被害者根性丸出し、悲劇のヒロインごっこみたいで自分も嫌です。
・10時20分頃。段箱が来ていない。会場の業者に聞く。曰く「ご自分のお席にあるはず」。あったらこんなこと貴方に聞かない。
「段箱を探して来る」「12時くらいには持ってくる」という業者の言葉を信じ、席で待機。まだ若干の余裕があり、愚かしくも「そのうち本が来ます、待っていて下さい」と周囲の方に言える
・開場。拍手だけは一生懸命する。看板ダイコンとして持ってきた、セクシー大根をスペースに来た方にもんでもらう。股んGOくんの握手会。
・12時を過ぎ、人の流れも穏やかになり、やばさが骨身にしみる。自分のサークルは、お客さんが来たとしても、12時過ぎの事が多いので、まだ冷や汗程度
・12時半を過ぎて、もう自分の段箱が近隣にない事を悟る。漫画やアニメなら、何かしらのミラクルが起きて、主人公が窮地を脱する頃だが何も起きない。繰り返し、会場内の業者に問い合わせ、自分も、休日であるためにつながらない業者の電話番号にかけ、やはり出ず、やばさが骨髄に染みる。
・TRC内の、何百と言うサークル様のお足下に、自分の段箱が間違ってあるんじゃないかと錯乱し、皆様の机の下に突撃したくなる。しかしそんな事あるはずはなく、見知らぬ段箱があれば、本部に届けられているだろう。
・放心のまま2時になる。席からお買いものしに出る気力が低下し、回りたかったサークル様に不義をする。涙も出ない。放心のまま、何も片づけるもののない机上を軽く整理し、左右の方に挨拶をして帰る。行きはあんなに輝いていたモノレールから見える広い景色が、どうでもよく見える。
・月曜 業者の始業時間に合わせて電話。 ・火曜 放心 ・水曜 体を痛めつけて来ようと、近所の体育館で体力測定を受ける きつかった ・木曜 謝罪広告を書く ・金曜 給料が入ったので、赤豚に入金し、春コミの申込書を出してくる。
同人依存症じゃないかと自分は思いますが、依存する相手が異性や特定の人でない事を有難く思います。こんなに上下する感情を、「同人」という曖昧なものに抱くのなら兎も角、特定の個人に抱いたらまずいだろうと思います。
昔、一身上の理由でいくつかのオンリーに申し込まなかった事があります。パプワではありませんでしたが、当時夢中だったジャンルです。自分で決めて申し込まなかったのに、何事もなくグンマで週末を過ごす自分が嫌になり、どんなものを食べても美味しく感じなかった、温泉に入っても楽しくなかった時期があります。
同人って、かけがえのないものだと思います。よく、「彼氏ないし彼女がいないから、漫画やアニメに走る」「友達がいないから、二次に走る」「現実がつまらないから以下同」とか言われそうですが、何物にも勝って同人というものがあるから、私はこんなに苦しいのだと思います。異論は認めます。 |
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