madeingermany

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...... 2018年10月31日 の日記 ......
■ 十二支   [ NO. 2018103101-1 ]

■ミスフルについて考えていました。ミスフルって、猿野の話なんだなと。先生が何度も連載会議に落ちていた頃、今の猿野に近いキャラを作り、「新連載はこのキャラで行こう」という決定の下始まった漫画なのだそうです。ミスフルは猿野ありきと言えそうです。

主人公だからそりゃそうと言う話ですが、何となしに十二支高の話のような気がしていました。羊谷監督のノリが好きだったせいもあり、「十二支で甲子園へ」というテンションが好きでした。



ですが「あくまで猿野の話」となれば全く違っていて。三年メンバーを牛尾だけ残し、気がつけば自分が応援していた十二支というチームはなくなっていました。ドリームチーム的な展開は、読み切りみたいなものという先入観が随分自分を邪魔しました。

出て来なくなった鹿目達のその後は、本編ではうかがい知れません。頑健なキャラばかりだったので心配無用だと思いますが、鹿目達の悔しそうな顔の晴れるのを見てから、コミックスを閉じたかった気もします。

選抜編が始まっても、十二支としては既に敗退しています。ミスフルが十二支の話なら首を傾げますが、「あくまで猿野の話」と思えば、作者の描くまま兄弟対決を見守るのみです。




■長崎に住むか、麻布に住むかと言われたら、グンマ生まれグンマ育ちの自分は、同じ「地方」である長崎かなと思います。

麻布は鯛焼きを食べ、セーラームーンの雰囲気を味わう場所だと思っています。気分は14歳の美少女戦士です。武内直子先生もコミックスで語っていましたが、大使館が多いエリアで、世界各国の料理が食べられる楽しい場所でした。



出来たばかりの大江戸線に乗り、ポルトガル料理を食べに麻布で降りた事があります。慣れない大江戸線の長い通路・階段に戸惑った覚えがあります。田舎暮らしの人間なので、六本木の豪華なイルミネーションを見て、仰天して帰ってきた事もあります。

グンマは田舎なので、見晴らしがよく、山も空も実によく見えます。長崎は詳しくないですが、多分素敵な地方都市なのだろうと思います。麻布に住もうが、グンマに住もうが、長崎に住もうが人格に差がつくはずはないのだから、平等でしょう。




人間、若い頃に揚々と都会に出てきても、年齢的に仕事がなくなったり、単純に加齢によるあれこれが出て来ると、生まれた地方に帰りたくなるもののような気がします。「誰さんはグンマ生まれだけど、若い頃東京に出て行った」という人も、いつの間にかグンマに帰って来たりしています。

何が言いたいかと言うと。いずれ色々で田舎に帰れなくなり、想像もできない様な加齢による苦労を味わう前に、縁のある地方に帰るのもありだろうと、伝えたい人がいます。それを都落ちだの零落だの言う人がいても、「地方」をネタにして一財産築いたのだから、高らかな気分で地方に帰っても全然恥ずかしくないよと。

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