■先日、職場の引き継ぎ会があって。ホテルビュッフェでした。ビュッフェにラクレットがあり、花畑牧場のチーズをトロトロにして、野菜にかけたのを食べました。皆、二次会の方がメインらしく、早々に居酒屋に移って行きましたが、自分はついでに温泉に入って家に帰りました。
食べなかったのですが、ストーンアイスもありました。冷たい石の上で、アイスと具を混ぜて食べる様です。シンタロー達イトコが食べに行ったら、グンマが御飯よりアイスを山盛りにして、シン、キンから怒られるのでしょうか。
グンマ様の「扱い」だけは、皆高松準拠のような気がします。グンマも、相手が高松であるような事を、やめない・やめられない・他に知らない様な気がします。
■昔、中国史を扱った小説や漫画をよく読んでいました。出発点は、横光三国志でした。「子供が読んでも大丈夫なように」「テンポよく」「日本人が読んでも楽しめる様に」と気遣われた漫画だったんだな、と今思います。
原点の正史の三国志ならあれですが、大きな意味での三国志の挿話的なお話部分や、横山先生が書かなかった部分は結構陰惨です。描いちゃならない部分が余りに多いというか、乱世を書いて、あんなに和食のような味わいに仕上げた横山先生が神様だったんだと思います。
横光三国志萌えだけで、中高大と乗り切った自分は、大人になってしまった今、あの頃の精神的なボルテージを取り戻そうと思っても、難しい事に気が付きました。あの頃は「大人になったら中国で働く」とか本気で思っていました。
中国語を専攻しても、話せるようにならず。ギリギリ単位はもらえました、文系バンザイ。中国に支店のある様な会社には就活で全く手が出ず。留学するような意気地もなく。公務員としてならと思えど、国内で働くの精一杯。
近年北京に二泊の旅に出て。余りに空気が悪く、3日目には寝込みそうになった弱虫です。今は、横光先生の三国志で人生の一番デリケートな時期を乗り切っただけですごいじゃないと思います。あんなにえぐくない中国ものは、他ではないと思います。
えぐいえぐくないと言うと。子供の頃「妾奉公」とか、小説に出て来ても気になりませんでした(鷗外の雁は、えぐい描写が少ないだけに、ゾッとする)。今思うと、えっとしか思えません。荷風の作品とか、純粋に作品として独立してしまったような世界なら読めますが。
亜美ちゃんの漫画のえぐさは。こどもが、えぐいもののえぐみが分からなくて、「全滅」「戦争」等平気で口にしてしまえる甘さ、ライトぶりを感じると言うか。
大人のえぐみじゃないような気がします。チャン5の伊達や、他色々な漫画で「自死」のキャラが出て来ますが、大人のテンポじゃない様な気がしてなりません。金持ちで健康な政治家が、少子高齢化に対応!在宅介護を進めよう!女性も活躍!!とか言い出す、カラっぽさに似ているのかもしれません。 |
|