madeingermany

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...... 2018年11月18日 の日記 ......
■ 真琴誕   [ NO. 2018111801-1 ]

■小説でサラッと書いてあって、よく考えると怖い事って、結構あるなと思います。漱石の小説も、「お札になったくらい偉い人なのだから、間違いないだろう」と短絡的に信じて読んでいた頃もありますが。

漱石の小説は、システム的には愛の流刑地なんだろうなと思います。(毎朝、新聞で「不幸な人妻との恋」を読んでいた人達がいたんだろうと思う。)



漱石の場合、書いていない事が余りに多く、想像するのも面倒くさい時があります。門の宗助とお米は、漱石には珍しい「成功した不倫」ですが、今の2人っきりの生活に至るまでの話は実にアッサリしています。行人で初めて、「不倫の全て」を書こうとして、漱石自身の体調不良等でとん挫した気がします。

漱石自身はやはり常人じゃない所が散見される人なので、「全て」を書いては雅趣が足らないとか言うんだろうなと思います。ごく初期の草枕で、那美さんの全裸を書いていた人の言葉とも思えませんが。



なら、おかたいだろう鴎外の雁について思う時。何故お玉が未造から金がもらえるのか思うと、やはり書いていない事が多いなと思います。そんな事書かなくても百も承知と当時の読者も鴎外も思ったのでしょうか。今の小説なら、お玉に何があったのか全部書きそうな気がします。

最初の「身内が老父しかおらず、警官に騙されて、新婚生活の真似事をした」事がどれくらいお玉のダメージになったのかなと思います。雁は老父の存在が救い、なのではなくて、お玉に丁度いい身の振り方を彼が考えられない点が悲劇です。

お妾さんになるのに、「奥様みたいなもの」と仲介の婆さんに言われて信じたお玉とその父が無邪気というか、悲しいと言うか。鴎外の実体験とも聞くので、余計怖いと言うか。



■先日、フリーの真琴の誕生日でした。まこちゃん誕生日おめでとう。丁度、中の人の鈴木達央さんのラジオを聞いていました。たっつんも11月誕生日で、35歳だそうです。

たっつんのおっかけ?は約10年くらいになるので、あちこちのラジオ等で「まだ20代」とかしゃべるたつを思い出します。当時から、歌に声優業に忙しい方でしたが、体を大事にして、お仕事して欲しいです。本当に、鈴木さんのお仕事したキャラに、ずっと癒されっぱなしです。



たつの不摂生の話とか聞いてしまうと、「お嫁さんにご飯作ってもらおうよ」とか、大きなお世話を思ってしまいます(確か独身の方のはずですが)。ラジオで外食オンリーの食生活で、冷蔵庫には氷と水しかないと昔おっしゃっていましたが、40代が近づく今でもそうなのでしょうか。

自分は就活と卒論の頃、本当にコンビニ食だけで過ごして、肌荒れに悩まされました。「お母さんの御飯」の有難味はよく分かっていると思いますが、たつの御飯をちゃんと管理してくれる女性・・・一ファンの自分が悩む事ではないと思います、たつが元気ならそれでいいです。

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