madeingermany

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...... 2018年11月24日 の日記 ......
■ エドガー   [ NO. 2018112401-1 ]

■来月大阪に一泊して来ます。大阪と言えば織田作の夫婦善哉ですが、蝶子と柳吉が何なのかと言えば、あまりよろしくない関係と言えます。柳吉には妻子があり、彼の妻と娘は蝶子を憎んでいます。蝶子は素敵な女性ですが、立場上難しい所にいます。ギリギリ織田作の頃は、そういう面に「おおらか」だったのか、今の世と若干のズレを感じます。



■10代の頃、猛烈に関西に行きたくなった時期がありました。修学旅行で関西に一目惚れしたとかもあるのでしょうが、好きで読んでいた本に、これでもかというくらい、関西が出ていました。

東京生まれの漱石でさえ、鉄道が出来たばかりの京都を小説に出しています。漱石の書く関西は活気にあふれています。東京生まれの漱石が、何故か西へ西へと移動を重ねていたのを思い出します。天才だった漱石の熱量を、西日本も受け止めるだけの熱さがあったんだろうと思います。

私は関西に永住出来なかったし、関西を全部理解した訳じゃないのですが、自分の視野が関東だけに留まっていない事を有難く思います。


■PAPUWA世界で、紅達が完成していたらという妄想で、数項のマンガを書いています。紅達に人権はあるのかというのが気になりますが、多分ないんじゃないかと思います。

サイボーグものや、不老不死を扱った漫画やアニメで、論議されるテーマに「彼は人間なのか」というのがあるような気がします。後天的にサイボーグや不老不死になった場合、先天的な権利がなくなる事はないと思いますが、最初からロボットとして生まれた場合は、ファイブスター物語のように、「動産」扱いだろうと思います。

グンマがロボットを壊してしまっても、殺人にはならないように。高松が巨大植物を生やしたり枯らしたりしても、罪ではない様に。ジャンが、青の一族の出生のシステム・赤の秘石の力・機械工学をミックスして、紅達を作って「飼って」いても罪ではない・・・・んでしょうか。




怖いのは、男女の間からではなく、秘石と言う方法で人体が出来てしまう事です。南国がファンタジーだから許された描写ですが、そんなファンタジーが10体以上あるなんて、思考が追い付きません。

紅達は、ファイブスターのAFみたいなものと解釈して、バランシェが作る彼女達が「姉妹」とされるように、紅達も5兄弟として。

エドガーの居場所ってどこにあるんだろうと、原稿をしながら思いました。炎兄さんでさえ、自分が長男であると思っています。剛が末っ子であるのは変らないにせよ(ほぼ同時に作られて兄も弟もないと思うけど)。




エドガーは、ジャンや高松みたいな博士チームでもなく、紅達の兄弟チームでもなく。惑星ブルーの中でも居場所があったのか分からないし、いつも笑っていたのに、大変なキャラだったのだと今思いました。

亜美ちゃんは多分、人としての義務とか思いやりとかがキライで。もっとも重い人間関係である、夫婦とか親子関係をムシして漫画を描く事で、エクスタシーやカタルシスを味わったかもしれませんが。そういう捨てたいくらい面倒くさい事をクリアする事だけで得られる「居場所」も世の中にはあって。

グンマは同じ「孤独」でも、誰かの家族として孤独に抗う余裕があるだけ、救われていたのかもしれません。エドガーだけは、本当に居場所のないキャラだったのだと、原稿を始めて気が付きました。

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