■東野圭吾のミステリーではないですが。「子供の頃に巻き込まれた事件に、大人になってから向き合う」「数十年前に未解決、または解決済とされた事件に対し、今こそ取り組む」等、はあり得ると思います。
私の祖母は、自分の過去の罪を「昔の事」と言い放ち。父は父で「過ぎた事」「俺は悪くない」と大体の悪事をなかったことにしますが、自分はそういうのは嫌だなと思います。祖母と父の血は受け継ぎたくないなと思っています。
高松はルーザー様の死について、ジャンをとことん恨んでいると思いますが、ジャンが亡くなった事と、目の前に無垢な赤ちゃんが2人(3人?)いる事で、自分の中で解決済としたのだろうと思います。
別にジャンを許した訳でも、ルーザー様の事を忘れた訳でもないと思います。
高松は、ジャンが復活した事が気に入らないと思いますが。ならばルーザー様が青の秘石に復活させられればよかったのかと言えば、ルーザー様自身が自分の死を受けいれているので、それもあり得ないと高松は知っていて。
ジャンは自分の「間違い」を、私の祖母や父の様に痴呆する人で、ルーザー様は自分の罪を受けいれる人だった、と言う事なのかなと思います。
あと。ジャンはたった一人化け物として永遠に生き続ける異常さを抱えたキャラで、ルーザー様にはライオンパパが待っている天国があった・・・という事なのかなとも。ルーザー様はパパのいた過去を愛し、キンちゃん(と高松)のいる未来を夢見る事の出来る男だったのだと思います。
■来週入稿の予定です。何年もさせて頂いている事なので、「ここまで」は出来そうです。イベントの申し込みも、色々忘れない様に定期的にチェックしています。ただし。
・頒布に足る本なのか ・搬入業者が、自分の倉庫に私の本を忘れていないか
だけは、どうにもならない気がします。自分の好きなもの、自分が出来そうな事ばかり追っていれば、原稿をする力も伸びないのだろうなと思います。
一方で、「・・・を書かないなら、同人はしなくてもいい」と思うくらい、好きなものがあるから、コミケにも行くのであって。自分の好きなものと、虚構であれ一心同体になれる場所や機会があるのなら、逃したくないなと思います。
後者の「納入業者が、自分の倉庫に私の本をイベント当日まで入れっぱなしにし、会場で頒布するものが一冊もない」については、通常では防ぎようがありません。昔は手搬入もしていましたが、グンマから一泊して会場に行くので、ちょっと現実的に難しいです。
10月のTRCで納入業者から「貴方の本は会場に届いているはずだ」と言われた時の、呆然とした思いは忘れようがありません。ちなみに、いつもお世話になっている印刷会社さんではなく、純粋に同人誌の保管・搬入等をされている会社さんです。
たった一つの対応は、自分が「きちんと伝票を書く」しかありません。ゴタゴタした会場できちんとサッと伝票を書けたか不安になるから、業者さんと「一緒に確認して」もらおうなんて甘い事考えた私がバカでした。「いつもお世話になっているし」なんて考えも、甘えに過ぎなかったんだなとも思います。
イベント会場での業者による搬入・搬出なんて、そのへんのポストに投函した時に起きうる郵便事故的なものの危険があることを知りました。私は仕事で郵便を使う事もあるのですが、過去二回「嘘だろ」という事を味わった事があります。 |
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