madeingermany

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...... 2018年12月06日 の日記 ......
■ おやすみなさい、ホームズ先生   [ NO. 2018120601-1 ]

■ここしばらく、入稿からの通院と言う流れが続いています。イベント会場で爪が割けたとか、搬入事故で錯乱したとか、他大なり小なりはいつもあったなと思います。一週間の通院くらい、人様に迷惑をかけない範囲なら全然いいです。



以下、妄想と雑感です。


■亜美ちゃんが個人的に否定しまくりたいものを、南国&PAPUWA、他自分の作品の劇中で否定して回っている気がした。「老い」「普通の家族」「男女の愛」「普通の働く社会人」など。

「否定する行為」は、そんなに珍しくないと思う。パッと思いつくものだと、シャーロック・ホームズが浮かんだ。最後の小説が終わっても、高齢だろうホームズは世界大戦で暗躍したとかの話があるし、唯一の肉親は兄のマイクロフトくらい。未婚。同性で最愛のワトソンは大体一緒にいるし。普通の社会人とは全く違う生活を送りながら、ホームズの勝ち得た栄光というのはすさまじい。



なんだ、亜美ちゃんのモグラたたきの様に襲い掛かっていたエレメント自体は、結構目の仇にされる事があるのだとも言える。りぼんの少女漫画の最終回と言えば、「大好きなカレとの結婚式」だったが、吉住渉先生は「結婚は面倒くさい(大意)」とコミックスで言い切っていた。

いわゆる普通の生活をしてない・出来ないキャラのマンガは多いと思う。読者の日々感じる「やるせなさ」を代弁してくれる様で、面白い作品も多いと思う。少女漫画だと、キャンディキャンディではないが「貧乏で不美人なヒロインが、大金持ちの優しく若いイケメンにぞっこん愛される」などがある。不遇さへの感情移入からの、超絶ハッピーエンドが最早定番なのでは。



亜美ちゃんを、そういう作品群にいまいちカテゴライズしきれないのは。モグラたたきな描写が後期の作品になればなるほど、目立つからなのかなと思う。南国で既に、「シンタローを愛するあまりに第二子のコタを力づくで排除するマジック」というのがあって、どの辺から後期と言えるのかと思うが。

亜美ちゃんの作品は、例えばホームズが普通の社畜を見下したり、探偵業を誰かれなく自慢したりするような違和感がなくもないと言えると思う。もし亜美ちゃんがホームズのような、かなり変わった性癖と生活習慣を持つ、スーパーマンを書きたいのなら。緋色の研究〜ショスコム荘くらいまでの、堂々たるお話を書かねばならない・・・、


・・・アウトローなお話&キャラと言うと、ギャラリーフェイクが思い浮かびました。あれくらいボリュームと密度を込めないと、アウトローもの、「普通」ではない世界が書けないとなると、漫画を描くって果てしない行為だなと思います。アットホームでハートフルなオチにすれば、ある程度までまとまるだろうに、まるで修行僧のような。

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