madeingermany 次の新刊は6月あみずむ予定

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...... 2019年01月07日 の日記 ......
■ 妙子   [ NO. 2019010701-1 ]

■フリーDFを8話まで見ました。起承転結の「起」に8話かけた様な気がします。怜達のいる岩鳶、他校、更に大学、コーチ陣、外国勢まで出してかなり急ぎ足であと数話です。

遙と泳ぐ事で一気にセラピーされる郁弥、日和が可愛かったです。日和は憎たらしい時もありましたが、郁弥について彼なりに誠実でいようと思ったのかなと思います。



(岩鳶で頑張る怜達に、一期の替え玉事件が響いていないだろうかと本気で不安になった。「タイムのいい凜を替え玉にして試合に勝とうとした卑劣な高校」というイメージダウンが、犯人の凜に行かず、怜達に行ったら許さないと思った。

宗ちゃんが二期でイライラしていたのは、「タイムのいい凜を替え玉にして〜」という義憤もあったのかなと思う。本当は、凛の幼稚な八つ当たりのサンドバックにハルがされてしまい、むしろハルを浮上させるために、試合を一個ゴミ箱に捨てたのだから、被害者は岩鳶。

大概の犯罪がそうである様に。罪を犯した方はしらばっくれる・そもそも悪い事をしたという意識がゼロであるセオリー通り、八つ当たりしてスッキリした凛。宗ちゃんの様な善意の応援もあり、ヒーロー顔。フリーは「一期の替え玉ってイイハナシダッタネ」と製作サイドは思っていると思う。

そんな事を思っていると、郁弥に暴力を振るうでもなく、郁弥に恥をかかせようとか、傷つけようとかしない日和がいい子に思えてきた。ハルも何度となく凛に言い返したり、態度で示したりしているんだが、凛は日和みたいに「引く」事がない。同じ「罪」でも大粒小粒があるのだと知った。)




■細雪の中巻を読み終えました。妙子の被災、板倉との起承転結、舞の話など、妙子がヒロインの様な巻です。一番好きかもしれません。

谷崎は最初、活発な妙子にお話を牽引させる気でいたんじゃないかなと思うのですが、中巻での妙子の挫折ぶりには目を見張ります。

谷崎らしい、キツイ描写ばかりです。谷崎の作家としての創作意欲と、男としてのプライドが、妙子と言う女性の頭上でぶつかり合ったような気さえします。



ところで幸子達は、本当に妙子が奥畑から金品を巻き上げているのを知らなかったのでしょうか。下巻で奥畑のばあやが語る所、恐らく上巻で既に妙子の「巻き上げ」があったはずです。

幸子は妙子に「どうやってこんな贅沢をして、貯金までしているのだろう」と上巻で感じています。義兄の辰雄のお金でも、貞之助のお金でもなければ、奥畑のお金だったのだろうと思います。結局幸子は、妙子に優しくしている様なふりをして、一番ずるい付き合い方をしていたのかもしれません。



妙子は人形の製作、舞、洋裁等でお金を稼ごうとしています。舞にしても、名取になって〜という事を果たして義兄が認めたのでしょうか。妙子はいつか舞でも稼げるようになりたかったのだろうと思いますが、ますます鶴子達が認めないと思います。

ここまで八方ふさがりの妙子が、奥畑から金を巻き上げようが、板倉と結婚しようが、構わないじゃないかと思えて来ます。ただ奥畑は妙子の「お嬢様」時代をよく知っていて、板倉も「蒔岡家の資産」を狙っているふしがありました。妙子の人生は、「こいさん」である事が全ての悲惨の始まりだった気がします。

三好は誠実な青年の様です。三好のお酒で酔いつぶれている妙子の姿が目に浮かびます。妙子の生まれでも財産でもなく、一番悲しい素の姿を、三好は知っているのだろうと思います。

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