madeingermany

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...... 2019年01月28日 の日記 ......
■ (追記)   [ NO. 2019012802-1 ]

■追記と言う程の内容ではないのですが。ヤングブラックジャックのアニメの方を見ていました。結構駆け足でアニメにしていくんだろうなと見ていましたが、冒頭のハスの花の絵の次に、枯葉剤をまくアメリカの飛行機の絵が来ます。

劇中では別の爆弾の方の被害と、キリコのお話の方が長かった気がしますが、あの白いものをまいていく飛行機の絵くらい、ベトナム戦争を指すものもないでしょう。

学生運動の描写とか、時代的なものを克明に入れていく事で、黒男の活躍の場を見出しているとコミックスの方でも言っていましたし、アニメの舞台になっている時と場合を説明するにはもっとも端的な絵です。


結構ショックな絵です


情報としては前から知らないはずがなく。あの飛行機の下の惨劇が想像出来るから、ショックなのです。マンガとして見る分には、キリコの内面の描写等と一緒に見るから、ここまでショックでなかったのだろうと思います。

毎回冒頭であの飛行機を見て、体調が悪くなったら見るの自体やめようと思います。たった13話くらいなので、オープニングの絵が変る事はないでしょう。でも百鬼先生が気になります。



マンガで十分見たのだから、体調不良までおかしてアニメを見なくてもいいのかなと思いました。実は原典どろろの方はアニメも漫画も読んでいません、映画も見ていません。自分の体調が作品からのパワーに負けると分かっているからです。(同じ理由で原典手塚マンガは今後も読まないと思う)

ヤングブラックジャックの方はマンガっぽいと言うか。ベトナムの場面はキリコのお話として読んで。百鬼先生の話は、単純に百鬼先生のおっかけになって読んでいました。陶酔が切れ、ふとアニメで似たようなものを見直すと、意外とショックかもしれません。

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■ 如月さん   [ NO. 2019012801-1 ]

■高松って医者ですが。医療マンガみたいな「医療で人を救いたい」オーラを出さないなと思います。暗殺者集団に所属していてそんなオーラがあったら、高松は自己矛盾で倒れるでしょう。

高松が従順なのは、あくまでルーザー様についてであって。ルーザー様関連>世界です。でもやはりルーザー様の心の結晶的なものも引き継いでいて。優しさとか誠実さとか、医者としての覚悟とか、ない訳じゃない所が好きです。

(キンちゃんの生真面目さも、ある程度は父と高松譲りなのかなと思う 上司のシンタローには目視出来ないだろう遺伝)



■まだ如月さんの事についてです。


・彼女の体の事は、あくまで「黒男との仕方のない別れ」のためのコジツケであり、本当の問題は黒男にあると思う。

読者はブラックジャックという漫画を楽しみながら、黒男の話を読むから、いいのだけど。彼は無免許医者で、法外な金額を患者から恐喝するのである。マンガとして面白いように描かれているからいいし、マンガを読めば黒男がそうする経緯も、内面の葛藤的なものも分かる。



しかし如月女史は、読者ではない。百鬼先生の婚約者ではないけど、復讐に狂う人を「愛」で止める事はできないのかもしれない。そういう人は「自分は幸せになれない」と思い込んでいるので、止められない。百鬼先生も、「復讐を果たさないと幸せになれない」と思っていたのが、「復讐が全て」という思考になってしまい、婚約者も露々の事も頭から抜け落ちてしまった。

都合のいい時だけ、如月さんが黒男の側に来るのなら兎も角。黒男の、人から嫌われる事をあえてする面など、黒男の全てを受け入れようとしても無理が出ると思う。ピノコは、黒男の見栄もあって作られた少女なので、ピノコの存在自体が黒男の汚さの結果とも言え、黒男とそりがあうのだろう。



如月女史は、医療で人を救いたいと言う心があったと思う。黒男もそうなのかもしれないが、駆出しの頃の彼は「復讐の対象の男に大怪我を負わせ、医者である自分に命乞いをさせる事」を夢見ていた。それがどんなに「ひどい」事であるのかは、結局黒男の復讐劇が一話しかない事が物語っていると思う。

ブラックジャックという漫画を楽しむ分には、黒男の個性や物語は素晴らしいけれども。如月さんの誠実さや、普通に医者として頑張りたい気持ちと、黒男との異性関係は両立できるものではないと思う。




多分黒男は、結婚しても如月さんを幸せに出来ないと思う。あのキツイ性格が悪い方に「夫」として開花しそう。「お前には俺の考えが分からないのか」とか、モラハラしそう。どんなひどい男にでも、何とか我慢してついていくのが手塚治虫の描くオンナなのだけど、そんな実のない苦労、如月さんにはしてほしくない。

手塚治虫の漫画は偉大だと思うけど、キレた世界観や当時の社会的な「常識」が自分はダメかもしれない。


(掲載当時、子宮を失った女性はどれ程ショックだったのだろう。子宮の事なんて本人が言わなければそれまでだと思うけど、「オンナなのに子供が生めないのか」と夫や義理の家族からボコボコにされそう)

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