■司馬遼太郎の街道をゆくを読んでいます。他の地方、日本国内のどこかを語る時は妙にシビアなのに、韓国を語る時は危惧を覚える程手放しです。内容の白黒以前に、いくら「作家」でも、ここまで全力で全てを肯定してしまっては逆に不審を覚えます。
変な時に「可愛い」というフレーズを出して来る作家でもあるので、余程気になったら一次資料をあたろうかと思います。(中国の史書等なら簡単に日本でもアクセス出来る。)
■以前本当に職場で困った時。上司や先輩に話しても、同情こそされるものの、まるで解決しなくて。「ものすごく強圧的な人と仕事をする」という局面で、自分は体育会系の大学を出た記憶を掘り起し、「きちんとした挨拶、笑顔、返事」等を相手に尽くす事で乗り切りました。
「こんな策略的なパフォーマンスで、この人納得するんだ」というモヤモヤはありましたが、何とかなりました。だからでもないですが、人間関係で下にいる人や、能動的に動く方の人の快活ぶりは、あくまでパフォーマンスである場合がなくもないと思います。
そんな曲芸を覚えた自分は大人になったのか。「ありのまま」をありがたがる漱石の信者でもある自分は、6月オンリーで「笑顔」をテーマにした原稿を描こうと思っています。
■新津で下車した事は二回しかないのですが。そのたびに三色だんごを買おうかどうか考え、買わずに来ました。「宿泊先のボリュームのある食事を平らげた後だったから」と言うのが大きな理由ですが、昨今、電車関連の食品のお土産は減るんじゃないかという危機感もあり、次は買って来ようと思います。
新幹線等の車内販売が減少していると言われますが。広すぎる新幹線の車両の中で、空腹や渇きを抱えてワゴンを待つよりは、キヨスクで買って乗り込んだ方が都合がいいという現実があります。その方が安いですし。
しかし「新幹線のアイス」を食べないまま、車内販売が終局を迎えるのは悲しいので、これまた次に新幹線に乗ったら食べようと思います(上越新幹線は車内販売自体ない事があるので、やはり東海道新幹線乗車時か。混雑と金欠で手がでなそう)
■少し前、シバタというフレーズが頭の中を回転し、着地点が見いだせず、気分的に宙づりになっていました。
シバタと言えば勝家ですが。悲運の美女・お市、淀殿達三姉妹のお話も思い出してしまい、余計悲しくなったりしました。以前長浜へ観光に寄った事があり、小谷城跡も見て来ました。こんな急斜面に住むのかと思ったものです。長浜は北政所が過ごした場所でもあり、一回行ってみたいと思っていました。
シバタ先生と言う、高名なお医者様もおられると聞きますが、どれだけすごい方なのか自分は門外漢で分かりません。ただ、そんなにすごいインテリの方にマンガとか描く知恵が借りられたら、いいよなあとボンヤリ思いました。
さて新潟の、羽越本線・白新線の駅にシバタ駅と言うのがあります。白新線の方が本数が多く、新潟駅とつながっているので、白新線の駅であるイメージが強いです。秋田方面から南下してきて、この駅に着くと、新潟駅が近いんだと思います。
駅周辺にはあやめ城という美しい異名を持つ、新発田城があります。自衛隊の駐屯地でもあるのだそうで、観光に不便と言われたり、かえってグッとくるものがあるとかも聞き、これは行ってみるしかないと思っています。
そうか、私がシバタシバタとグルグル考えていたのは、新発田駅で下車したかったからだ、と自分は着地しました。電車に乗っていて、「本当にこの電車でよかったんだっけ」「時刻表を読み間違えていないか」など狼狽する事がありますが、あの感じに近かったです。 |
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