madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2019年03月25日 の日記 ......
■ いろいろ   [ NO. 2019032501-1 ]

■南国&PAPUWAの特異な点として。いじめられっこでいじめっこのアラシヤマが普通にいて。いわゆる「普通」に近い?ミヤギ、トットリも同じ平面にいる事です。少年物らしいさわやかなバトル指向より、少女マンガ的なドロドロに空気感が近いと思います。

(アラシヤマみたいなキャラは、例えばスポーツマンガだったら、滅茶苦茶尊敬されるタイプだと思う。しかし空気感が少女マンガであり、キャラのヒエラルキーがコミュ力の高さ如何「どれくらいお友達がいるか」で決まるので、アラシヤマにはとても不利)



トットリの場合。彼の場合、人波を泳ぎ切る事も仕事のうちなのかもしれません。本業が忍者だとしても、コンビニ店員の様に分かりやすい仕事であるはずがなく、大体変装しているでしょう。目立たず、かつ皆からいつも声がかかる「存在」って、自分には憧れです。

(アラシヤマは仕事や任務で「認められたい」「見返そう」という気持ちがあると思うが。トットリが忍者なら仕事や任務は「出来て当たり前」「自慢するもんじゃない」と思っていそう。

マーカーはアラシヤマに厳しかったと思うが、いちいち甘い点もあった気がする。トットリの方が実はサバイバルな人生だったのではと思う。トットリはアラシヤマのちょっと抜けた所にイラッとするかもしれない)



自分はアラシヤマの様に、悪目立ちする事がなくありません。彼のいらん狼狽の数々は実によく分かるのですが、北関東を田舎呼ばわりするのはタブーです。

(でも京都から見れば、北関東なんて目に入らないのも事実なんだよなあと思う。)



■いろいろ考えると。被害者と加害者なら、加害者の方が断然お得な暮らしだと言えそうです(人間的・内面的な尊卑はこの場合問わない)。以下、いじめられっこの述懐です。


大体のいじめっ子は、いじめられっこが泣いて悔しさを言葉にしても、「遊んでやっただけ」「弱くてくさいお前が悪い」「デブに人権はない」くらいの勢いです。

しかも「俺を不愉快にしたお前が悪い」「だから加害してやった、有難く思え」「俺と対等に口が聞けると思ったか」くらいの二次被害・三次被害も想像されます。

コドモだけの話ではなくて。大人の男、私が一番長く付き合ってこざるを得なかった父は、「被害者意識の強い加害者」という大変面倒くさい存在です。




大人しく家族でいるのがアホらしいと思って、私も策を立てていますが、世の中、被害者より加害者、搾取されるよりする方が断然ラッキーなのでしょう。だから人間は「上」を目指すのかもしれません。

(あまり関係ない話だが。大学受験では行ける可能性があるなら、一ランクでも上の学校を先生方は勧めると思う。就職活動時でも同じ事が言えそう。

「小さな幸せ」「ささやかな満足」等は、身が千切れるくらい上にジャンプして、初めて得られるものだと思う。クラスの男子にゴミの様に見られていた私の願う幸せは一生得られないけれど、とりあえず「上」だけは目指した。

私と同じ大学・同じ職業でも、「夫に愛される可愛い奥様」が多数存在する事実は見ない)



アヘンを中国に送ったイギリスが、中国の惨状を思いやっていたか。大量の金銀を中南米から奪って行ったスペインが、現地の人達の命を大事にしていたか。

答えは明らかです。人は「人」を人と思わない時があります。加害者が「自分こそ被害者」と言い張る時、それを感じます。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: