madeingermany

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...... 2019年03月29日 の日記 ......
■ 奉太郎   [ NO. 2019032901-1 ]

■高松のチャームポイントと言えば卑劣さですが。一個の特異体質もない高松が、超能力者っぽい人ばかりのガンマ団にいるのはかなりのハンデだろうと思います。勢い「相手の行動を読む」「裏をかく」「手段を選ばない」という卑劣さの開花につながりそうです。

そんな高松が輝くのは、やはり高松らしく「脇役」の時かもしれないとふと思いました。自分にとって高松はヒロインでヒーローで主人公です。語り手でもあり、自己投影先でもあり、全てです。はて、どうしようと思いますが特に打開策が浮かびません。

高松がルーザー様とキンちゃんと、幸福かつ安全に暮らしてくれる事を願うばかりです。(幸福かつ安全に暮らしていると、卑劣さは薄まるのか?と思うが。要は、高松は時短や集中についての技術が高いという事だから、普通に家事、育児、仕事等で、彼の能力が発揮されているのだろうと思う)



■大体いつも、アニメや漫画で男性・女性キャラが均一くらいの割合で出ると、女性キャラの肩を持つ方なのですが。氷菓の場合、奉太郎が好きです。徐々に省エネ主義を譲りそうな所が、歯がゆいと言うか、供恵の気持ちが分かる様な気さえします。

さてえるですが。

もっと物語の始めから、「彼女の苦悩」的なものが見たかったかなと思いました。明らかに初詣あたりの彼女と、4月早々の彼女は折木関連では別人です。小説の方だとこの後、父親から「豪農を継がなくてもいい」と言われるショックが待っているそうです。その辺は読んでいないのですみません。



しかし「名家の女だから、折木にチョコをあげもしない」「名家の女だから、折木如きにボディタッチしても屁でもない」「名家の女だから、変に表情を見せない」「名家で豪農だから、メシくらい摩耶花の食材まで奪って料理してやる」等、名家、豪農、お嬢様等のキーワードで氷菓がある程度進んでしまうのは、多分えるの不幸です。

初詣で「暗い小屋で折木なんかと一緒なんて、出来心でイチャイチャしていたと周囲にバカにされる」といらん事を思いつくえる。お嬢様が初詣に「男」と来ているという時点で、ある意味アウトですけどそれはいいのか。



・・・竹淵も、過去、好奇心の猛獣・亡者でした。だから大学になんて行く気になったのですが、自分に折木はいませんでした。鮮やかに私の悩みに寄り添ってくれる男なんて、今も昔もいません。

また私も、省エネ主義と言えそうです。盛り上がる様な場所は苦手ですし、文庫本でも読んでダラダラしていたいです。しかし私はえるには出会いませんでした。自分のあふれる好奇心には出来るだけ自分で対応し、自分の省エネ主義を打開するような異性にも出会っていません。

折木は異性キャラなだけに自分は、いいなあ〜この子と思うのですが。「金持ち」「名家」「美貌」「男に好かれる」等、既にスタート時点から竹淵とは異星人的に違うえるのことは、いつまでも全く理解出来ない気がします。貴方そんなに可愛くてモテて、金持ちなら十分幸福でしょ、と思う私は心が狭いです。

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