madeingermany

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...... 2019年04月05日 の日記 ......
■ かくしごと   [ NO. 2019040501-1 ]

■本来、ギャグ漫画の脇役として魅力が発揮されるだろうドクター高松をメインに据えて二次創作をさせていただき、数年になります。高松といえばグンマ様と言う公式は素晴らしいですが、これが未成年略取でなかったらと本当に思います。

ストックホルム〜という有名な症例がありますが、高松とグンマの場合どうなのでしょう。素人考えですが、ストック〜が発症するには、被害者が自分の身の危険を覚える事が始まりなら、グンマ様は。

幼いグンマ様に、自分の置かれている本当の状況が分かっていたはずありませんが。「自分には守ってくれるパパとママがいない ひとりぼっちなのだ 高松しか自分にはいない」という最初から危機的状況だった事への理解はあったと思います。



高松がそこに「つけこんで」、グンマの疑似家族になった事が指摘出来ますが、あくまで「マジックの息子」にするように終始うやうやしくグンマに接していたのは、高松の最後の良心だったのかもしれません。キンちゃんの登場を待って、やっと高松本来の「すねる」行為が出て来たのでは。

疑似家族。親兄弟でも、結婚相手でも実子でもない、不思議な関係を終生追い求めていたのは谷崎や漱石ですが(再婚相手の親類の女性を溺愛するとか(谷崎)。元婚約者の女性にストーカーするとか(明暗))。天才とも言える作家達が全力で挑んでも、自分好みの「家族」を創り上げる事は、新幹線を山岳地帯に通す以上に苦難の様です。




■ドクターキリコ萌えで、春の嵐を乗り切った気がして週末になります。何の事はない、「乗り切る」だけのエナジーを最低限残し、他のエネルギーを全部萌えに向かわせれば、自ずと馬車馬のようになります。

キリコじゃないですが、「話を聞いてくれそう」なキャラとして、孔明のお兄さんの諸葛瑾子瑜にも会いたくなりました。会う会わないというか、お兄様と面識があるはずもないのですが、自分くらいの年にお兄様は赤壁を乗り切ったんだなと思うと、えらいお兄様がかっこよく思えます。

実際、お兄様は「乗り切る」事の達人でした。漢末の大乱を避け、諸葛一族を混乱の中から率い、孫策〜孫権という代替わりを、孫権の信頼を得る事で乗り切り。他、全く身を誤らなかった人は実は三国志でも少数でしょう。(乱世を乗り切った人は多いが、同時に名を残すのは難しい)




■久米田先生のかくしごとじゃないですが。連載中のマンガ家のように、猛ダッシュな生き方をしていると、余計な事で悩まないから、かえって心身にいい場合もあるそうです。

自分も何十年かの体験からして、「受験後」「就活後」「入稿後」などに襲われるパニック症状に覚えがあります。「時間を惜しんで頑張ろう」というショック的な時間の流れの方が普通になってしまい、折角京都にいるのに、梅小路に行かないと言う、パニックを味わいました。

(結局、学生の間には梅小路公園に行かなかった。京都鉄道博物館がオープンしてから出かけたが、京都に住みながら、路面電車だの、嵯峨野のトロッコだの、全く食いつかなかった自分を責める)




今より金も情報もなく、親を信じるしかないつまらない時期。そういえば三国志にバカハマリしていました。魏呉蜀の英雄達に夢中になり、学校にあった横光をむさぼり読んでいました。

お陰様で人生のプロローグにおいて悪い方向には歩まなかったと思いますが、どっかのカウンセラーさんが言っていた、ブルトーザーの様な生き方になりつつあり、単純に疲れます。カウンセラーさんいわく、「出来る事と出来ない事の区別をしよう」だそうです。

三国志に夢中になって、心身の健康を維持する事は出来ても。竹淵は英雄でもなんでもない、ただの女性なのだ(しかもあまり女性として生を謳歌しない方の)と言う事を、いいオバサンになってから気が付きました。
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