 ■氷菓のアニメを見ています。雑感と歪んだ感想です。
私は過去、「根暗の竹淵と同じクラスになるなら地獄」「竹淵の触った鉛筆にさわると汚い」「フォークダンスも隣の席になるのも御免」と、学年の男子達に本当に言われていました。
腹が立ったので。学歴と収入と可能な限り上げて、誰かを見下ろせるような立場になろうと思いました。しかしくだんの男子達は、今頃普通に結婚して普通にパパになって、普通に暮らしているんだろうと思います。彼等にとって竹淵は本当に、足下のゴミだったのでしょう。
自分だけ、下記のように二次元の「幸せな美少女」までにキイキイいうつまらない人間でいるのか・・・と思うとあれなので、週末はわ鉄に乗ってきます。
(男子からは嫌悪され、女子からは「勉強できるならアタシの宿題やっておいて」という扱いだった。奉太郎の省エネ主義がよく分かる。えるの・・・・は全く分からない)
・えるってなんなのかと思うと。よくある「名探偵と依頼人」の依頼人の方かなと思います。最近のものだと謎解きはディナーの後で、に「探偵役に謎を持ってくるお嬢様」がいます。
へえ〜と思ってえるを見ていると、「える=依頼人」説は、あたっているようでそうでない気がします。奉太郎は探偵役を任じている訳ではありません。ただただ、えるに流されているだけです。
氷菓の全ては、えるの好奇心のエサです。いつかとんでもない個人の恥ずかしいプライバシーとかにハナを突っ込んで、コテンパンにされやしないかと思いますが。
その辺をうまく奉太郎に押し付けて、自分はイヤな目や、汚い目、嫌われる役からキレイに逃げ、えるは常に無事です。(折木は少なくとも何人かにはいい印象を与えていない)
氷菓はラブコメですと言うには、若干ビターに過ぎます。クドリャフリカの順番の時や、摩耶花の漫研での立ち位置、里志の暗い葛藤など、そんなビターが氷菓の味だとおもうのですが、えるだけ無傷です。
えるだって、と何とか思うとしますが、よく考えると彼女が摩耶花の様に、誰かとぶつからざるを得ないくらい強烈な思いを燃やすはずはなく。周囲はヤサシイ人ばかりで、えるをいじめる人は一人もいません。
突き出すケツや、内またの足、胸や、カワイイ顔でえるは氷菓の画面を貸し切りにして、美しい京アニの技術の華を欲しいままにしています。(入須や他の女性キャラだって美人が多いのに)
お嬢様そんなことせえへんやろという事をじゃんじゃんするえるは、到底、過去のミステリーにあったようなお嬢様達の仲間には入れたくありません。だって萌えキャラだしというには、えるは元来ビターめの氷菓の世界に合いません。 |
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