 ■思う所あって、サクラ大戦のOVAを見ていました。野沢さんがさくらの父親役でした。懐かしく優しい声だなあと思って聞いていたら、野沢さんでした。他の声優さんの声も若く、古きよき日を噛みしめました。
不思議なのは。すみれやマリアという優秀な女性が集まって、なおその上に男性の大神が必要な事です。マリアが初期の隊長でしたが、大変そうでした。(セーラームーンの場合、マーキュリーが参謀役なだけで、隊長不在と言えそう。)
時代劇的なテイストやゲーム性のせいか、男尊女卑的なものを感じました。おおよそ男性グループの側に女性キャラがポツンといる時は、誰かの妹だったり、師匠キャラとかであくまでサポートだけして、男達の群れを率いたりしない様な気がします。
女性グループの近くに男性キャラがいる場合は。働き者のメスライオン集団と、リーダー?のオスライオンみたいになっている感じがします。あくまで二次元の話ですが。(女には自分達の事が決められないとでも?)
寅さんの映画で、「女ばっかりの職場に出会い、男の俺が頼られて困っちゃった」と寅が豪語する場面がありました。んなわけあるかと思いましたが、「男」であるだけて、その場の全女性の崇拝?奉仕?の対象になる事は起こりえる・・・のはなんかイヤです。
■先日書いた、「電車の中で足をかっぴろげて座る男性」についてなのですが。
ただでさえ狭い車内で、そんなポーズ故に、約2人分のスペースをしめている怒りと。仮にその男性の隣に座ろうとしたら、どうしても自分の足と男性の足がベッタリくっつく事になる嫌悪が生じます。
別に男性にくっつきたくて電車に乗った訳じゃなし。このやろうと思いながら、あることを思い出しました。
「男性は、座るときに足をがっと開いて座りましょう」「男性は手を握りこぶしにして、膝に置きましょう」と、そういえば昔中学校で、先生達が指導していました。同時に「女子は足をスッと揃え、手は素直そうにももの上で重ねましょう」と、先生方は子供らを指導していました。
そんな時代劇みたいな座り方、なんで先生方が男子に推奨したのか分かりませんが。大体いい加減大人になった女性が、自分の足を広げて座る訳もなし。先生方の指導通り、エセ戦国大名みたいな男児がゴロゴロ誕生していました。
戦国大名みたいな座り方なら。当然、「立ったままの槍持ち」「その他大勢の足軽」等、脇役が必要です。全員、足をかっぴろげて座れるはずないのです。それを思うと、みんながみんな、お殿様の様に座る光景に、可笑しみというか、悲しさを覚えました。
武田信玄か何かのように、男らしく座るとか言うのなら。必然的に、「足軽」「お百姓」的な存在、エキストラが大勢必要なのです。自分こそ、家康か何かの様な「ふり」をする人のなんと多い事か。
男らしくと言うのなら。甲府駅前の信玄みたいに、求められるようになった人から順にするといいのにと思いました。よく「男は目的に向かって突っ走る」動物とか誇らしげに説明されますが、どんな高邁な目的?に向かっているのか、軍配で示して欲しいものです。 |
|