madeingermany

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...... 2019年05月05日 の日記 ......
■ サクラ   [ NO. 2019050501-1 ]

■読もうと思っていた、日文の女性作家の本に手を伸ばして。「同じ女性として」とか思ってはいけないのかもしれません。男性の日文の人達が帝大卒の超絶ウルトラミラクルエリート達なのは知っていましたが(白樺派とかなんかもう)。

女性も同じくらいのスーパーミラクルウルトラ金持ちインテリさんなんだと思って、間違いなさそうです(こんな人達の書いたものを読んで、私にわかるのか)




■ツルネを見ています。詳しくないのですが、京アニらしいしっとりした感じです。所でフリー!、氷菓、ツルネと見て来て、「人の死」がどうしても織り込まれてくるんだなと思いました。

フリー!では、凛の父親の死が物語の底の方にあります。氷菓も、関谷純が(えるの詮索好きによって)葬式をあげられています。ツルネも湊の母の死で、湊というより静弥の内面がえぐられています。

「人の死」という、余りに思い事件で物語を動かしてしまうより。ごく穏やかに、本当に「よくある」的な感じで進む物語が見たいかもしれません。



■サクラ大戦のアニメを見ました。以下雑感です。ゲームはしていません、済みません。

・声優さんが若い。思えば1990年初めから既に大活躍している方が多数で、今が2019年なので約30年ゆうに活躍している方が多いように思う。田中さんとか、本当にご活躍が長い。

・日高さん、田中さん、淵崎さんなど、普段男性キャラのイメージが強いので意外だった。横山さんも、多分一番熱心に見ていた出演作品がナデシコだったため、「てめえら」とかいう印象が強く、サクラの娘的な演技に驚いた。(砂沙美は絵が幼女なだけに、ギャップが気にならなかった)



・可愛い女の子が多いのだが、多分書き手の多数が男性なのか、いわゆる「ステレオタイプなオンナ像」と「男性脳」的なものが入り乱れている様な気がする。

今ならセクハラだよなあと思う描写も点々としている気がする。元来、そういうムードを楽しむゲームだったのだから自然なのだと思うが、アイリスやレニ、コクリコを見て「男性向け恋愛ゲームです」と言われると頭がパンクする。



アニメのさくらが母親と話していて。「今は女性も自分の夢を持って生きられる時代」とか言い。すみれも、さくらが結婚するとか騒がれた時「普通の幸せ」とか言っている。令和も始まった今、「普通の幸せ」が死ぬほど難しいという事実。

普通に結婚・・・普通って?
普通に妊娠・・・男性が理由の不妊も多い
普通に出産・・・いやだから普通って?

すみれの発言に時代を感じると言うか。すみれたちが思えば一応大正時代の女性みたいなものだと思うと、申し訳ないが相当の「オールドミス」である事はどう思えば。



当時のお嬢さん達は、高校生くらいの年齢でお見合い結婚していると思うので、レニくらいの「奥様」もいたかと思う。さくらのママの思いは立派だが、真剣に時代性とか考えると頭がこんがらがる。レトロ可愛い世界だが、医療、衛生面等の水準は平成だし。

(あんまり関係ないが、実際の大正のその頃と言うと、谷崎が痴人の愛を書いている。荷風もバリバリ花柳小説を書いている頃。レトロ可愛い時代と言えば言えるが、女性の権利は地を這う様だったと思う。当時の女優さん達が、世の男達にどう見られていたかは考えない)

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