 ■グンマと高松って。ちょっとした推理小説にありそうな関係かもしれません。「晴らせない恨み」「裁かれない罪」とか。グンマは高松に24年間の嘘について言いたい事があって。高松はルーザー様の死と、それを招いたグンマの父には永遠に怒りがあると思います。
皆にそういう泥試合をしてほしくないから。ルーザー様は二回も死を選んだり、高松にお仕置きしたりしたのに、いまいち火種が残っている感じがします。ルーザー様の死は、「僕のせいだから」「僕のせいにして下さい」という意味だったと思いますが、高松にすれば、そんなルーザー様の殊勝さがまた悔しいのかもしれません。
■新宿御苑を歩いてみました。暑い日だったので、木陰が気持ちよかったです。イギリス庭園、フランス庭園、日本庭園、台湾風の東屋を同時に楽しめる新宿御苑は、すごいと思います。
何回か行っているのですが、温室が工事中だったり、時間がなかったりで今回初めて行きました。空気がきれいなせいか、夏原稿への妄想がはかどりました。
「植物」は好きなイメージです。グンマも緑の豊かさは誇れると思いますが、御苑の手入れの行き届いた木々とはまた違う野性味が強いです。
■メアリと魔女の花を見ました。以下感想です。近日、思い出のマーニーも見ようと思います。
・本作はジブリ的な重みがないとか言われたそうだが、アニメに、「世界に物申す」「現代を斬る」的な要素は必ずしもいらないと思う。劇中のキャラがそういう子なのならそれもいいけれど、普通の子は自分の事で精一杯なんじゃないかと思う。ナウシカやシータが、偉大過ぎる少女なんじゃないだろうか。
(そういう聖女信仰みたいなのを無理なくアニメにするのは、ヒロインがお姫様な必要がある訳なのだが。宮崎監督が「お姫様ばっかりだね」と言われてキレたとかも聞く。どっちやねん あとキキや千尋の初潮が物語のキーであるらしい事も、若干やり過ぎの気がする。女の子は、幼稚園生でも立派なレディだと思う。)
・シャーロット大叔母様の若い頃の物語が気になる。てっきり冒頭の少女がメアリなのだと思っていた。
いくらか大人びた顔の少女だったので、劇中でメアリが大学に入学した後、魔女の花や魔法について思う所が出て来て〜なのかなと勝手に想像していた。
アニメではよくあることなのだと思うけれど。「壮絶な親世代のあれこれ」からの、「次世代の何も知らない僕達」みたいなのを思い出す。エヴァンゲリオンがそうななのかなと思う。
セカンドインパクトを経験したミサト、加持さん達の思いをシンジは目の当たりにするのだけど、よく考えたら「母さんやトウジが死んでしまった」「レイが怪我をしている」等の方が、シンジには重要だろうと思う。そんなシンジの態度が、ゲンドウ、ミサト達には面白くない。「アタシの思い、わかってんの?」と言うだろう。
上の世代ってなんなのさと思うが、シャーロット大叔母様の様に、若い子達を「見守る」「待つ」事が正解に近いと思う。「ここがアナタのお家よ!!」と初対面の部下を自宅マンションに連れ込み、高らかに宣言する、女上司がいて、未成年に家事全般させていたっけ・・・と思い出した。エヴァのシンジは出来た子だ。 |
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