 ■次も野上弥生子の本を読むつもりです。同じ作家の本を続けて読むと、理解が深まるかなと勝手に思っています。谷崎や漱石も、初期中期後期と作風が若干違っています。荷風はあんまり変わらない印象です。
もし野上弥生子の次に、例えば太宰を読んだら、すごいギャップなんだろうと思います。例えようもありませんが、男女の差じゃないと思います。
(神戸や横浜から、すするように「欧米」のムードを愛好した谷崎と。本場のベルサイユ宮殿を見たりして、ヨーロッパを縦横した弥生子。弥生子のド迫力には脱帽するしかないが、谷崎のエレジーと言うかポエジーな所も好きだ 金持ちという点なら太宰や荷風も大金持ちと言っていいと思うんだが、彼女と何かが違う)
太宰と言えばグンマにも来てくれた「恩人」です。文豪と言えば、旅する事の多かった与謝野夫妻など、地方都市の観光を盛り上げる「恩人」になり得る時があります。野上弥生子もグンマの恩人になりえるのですが、群馬県内ではなく、長野の軽井沢の方に展示があるとか言います。
太宰は明るい話題だけじゃないのに、「太宰治が執筆した旅館」「太宰があれした」「太宰がこれした」と、太宰を金看板にする旅館に泊まった事があります。自分はディズニーランドにいるみたいに興奮しました。
■前橋の敷島公園に、スタバが出来るらしいと聞いて数か月になります。もう出来たかなと思って行ってみたら、まだありませんでした。ネットで新聞の記事を見たら、冬に出来るとか出来ないとかありました。普通にバラ味のソフトクリームを食べて帰って来ました。
スタバが出来るという事が、一個の事件であるあたり、グンマは平和だと思います。前橋駅前の寂れ様を思うと、スタバ?という感じです。前橋に何があるのと言えば、県庁と市役所だという、グンマらしい返答が出来ます。
群馬県民にとって、あの高層建築の県庁はあるだけでシンボルのようなものです。東京都庁に並ぶとか言われる高さです。中にはレストランも数件あり、ちょっとしたお洒落スポットになっています。他にビルなどないうえに、平坦な地形なので、眺めも抜群です。
もし県庁が高崎にあったら、グンマの47都道府県においての地位はもう少し高かったはずだというのは言わない事になっています。高崎の地価の方が前橋より高い上に、今後更に高騰するらしい事は秘密です。
前橋はかつて生糸でにぎわっていたため、発言権が相当にあった時代があったのだそうです。逆に高崎には軍があったから、県庁がおけなかったとか。
高崎駅周辺の繁盛ぶりを思うと、何故高崎に県庁がないんだという疑問がわきます。更にアレなのは、グンマ大学が桐生にある事なのかもしれません。これも生糸や織物が大隆盛だった時代の名残なのだそうです。
グンマの何故?は、大体「生糸や織物の生産」が絡んでいるのかもしれません。両毛線の?な路線の線形も、どうにも男尊女卑がやまないのも、その辺から来ているらしいです。
生糸と言い、温泉関連と言い、グンマの女性は働き過ぎなのだろうと思います。生糸も温泉も、換金こそすれ、グンマの女性を美しくはしていません。(また今年も、47都道府県一の不美人県の称号をもらうんだろうか) |
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