madeingermany

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...... 2019年06月19日 の日記 ......
■ 手うち   [ NO. 2019061901-1 ]

■なんで少女の頃、あんなに父の言葉に反発したんだろうと考えていました。かけられた言葉は大体いわゆる正論だったのですが、耳に痛いと言う感じではなくて、肌に粟粒が立つ恐怖に近い感じでした。

多分自分は生物としての本能で、「この人は別にアタシを大事にしている訳じゃない」と理解していたんだろうと思います。イヌが可愛がってくれる人間と、危険な人間を瞬時に区別するのと同じです。

「この男について行ったら死ぬ」と本気で思いました。何かの拍子にこの男の機嫌を損ねたら、簡単に自分は捨てられるんだなと幼少の頃から思っていました。(家族が風邪などをひくと、彼の第一声はいつも「俺にうつすな」だった 他「俺に迷惑をかけるな」など多彩)



要は、父親の言う事を聞いていれば、いずれ自分の自我とのズレが広がり今以上に辛くなる、かといって無力な今、無暗に自論等を主張すれば、学費も食費もこの男は私に出さないとも想像出来ました。どちらを選んでも見えるのは絶望です。

(よくアルバイトすれば?というアドバイスを知人からもらったものだが、彼は到底未成年が用意できない単位の生活費レベルでしめつけてきた アルバイトする時間があったら自分のために勉強したかった 勉強して父より偉くなりたかった)

生き方の選択肢の少ない田舎なので、割と「父親」の影響力は明治大正時代の様に濃厚なのですが、彼の背後に死の一文字が若い自分には見えました。若くなくなった今、ふとふりかえると就職後、社会人になってからの艱難辛苦なんて、少女時代の苦痛に比べれば何でも無かったと思います。




■グンマって、高松をどうしたいんだろと思って何日か経ちました。南国を再読した数年前から考えていたのですが、あまりいい感じの結果にならなかったので、ここ何年かはあまり考えない様にしていました。

グンマ様はマジックに似ているから、高松が自分の望むように自分を愛していないし、愛するだろう事もない事を知った時、多分高松はむくろになるのだろうと思います。高松なので、グンマの眼魔砲で果てても文句言わないでしょう。



逆に、「青の一族の眼魔砲で死ねる」のなら、高松は喜ぶかもしれません。マジックに嬰児交換がばれて殺される、赤ちゃんだったグンマの不意打ちの眼魔砲で死ぬ、等、高松の脳裏に一回以上は浮かんだシナリオだと思います。

高松の青の一族への入れ込みようを知っているグンマは、そんな高松をうれしがらせる様な事はしないと思います。もうこうなると、グンマ様は高松について何を考えていたとしても、手の出しようがありません。



もしグンマが高松に近寄らなくても、「グンマ様が私の手から離れた」と訳の分からない喜びを発するだろうから、本当に困るのです。私は父から、「お前はどこに行こうとも、ずっと俺のムスメ」と言われ、体がきしむのを感じたくらいゾッとしました。親子の縁は、どちらかが死んでも切れないのです。

よく分かりませんが、グンマは高松を心の中からリリースするしかないだろうと思います。高松は眺めるしかありません。何だかんだ言って、マジックからの保護、サビ&ハレからの友情、ルーザー様からの遺産、キンちゃんからの親愛を勝ち取ってる高松を黙らす方法は多くないでしょう。

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