madeingermany

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...... 2019年07月22日 の日記 ......
■ 過疎   [ NO. 2019072201-1 ]

■先に楽しい事を書こうと思います。

頭の中が奥羽本線で一杯です。車両のラインが濃いピンク色だったので可愛く、多分一撃で覚えれられそうな路線です。奥羽本線の何を覚える訳じゃないのですが、いつか退職したらここに住みたいリストの中に入れます。

谷崎とかみたいに文豪っぽく、湯河原の風光明媚な場所で最期を迎えたいとか割と本気で思うのですが。多分荷風コースの様な気がします。自分に「吐血しても病院に行かないでカツ丼と日本酒だけ飲み食いする」強情さは多分ないので、もう少し穏やかな最期を準備するつもりです。



荷風は強情・ケチで医者にかからなかったのではなくて。多分、受診などすれば嫌でも無防備な状態になる訳で、独身で性格に難のある荷風に「無防備な状態」がどれくらいの恐怖なのか分からないでもありません。

受診する〜治療する〜入院等で無防備になる〜親戚等に薬代とか嘘をつかれ、全財産を盗まれる〜体は仮に回復してもカネがなければ全てはふりだしになる〜医者にかかってもかからなくても同じ、という思考だったのかなと勝手に思います。

日記における荷風のギスギスした人間関係は目を覆います。



■寒村に住んでいます。何回合併を繰り返しても、人口そのものが増える訳ではないので、過疎も過疎です。私が通い、先日散々昨日文句を言った小学校も、児童が激減しています。大きな校舎・広い校庭に、今は何人も子供がいないようです。

つまり今は同じ顔ぶれで、喧嘩しても、トラブルがあっても一個のクラスで過ごさねばならない、私の頃よりもとひどい環境になる可能性もあります。




田舎なので別の学校を選ぶと言っても、都会まで遠く、登下校の時間が長過ぎるし、子供一人で駅舎だのバス停だのにいて、悪い人に出くわさないとも言えないでしょう。

田舎の子と都会の子では、話も合わないでしょう。CCさくらみたいな世界はありません。自分が子供の頃世も末だと思いましたが(CLAMPのXが連載されていた)、いつだって末世なのかもしれません。



それはそうと、自分の苦手だった場所が朽ちていくのをまじまじと見る事が出来るんだなと思います。昔お世話になった先生方も、幾人か既に亡くなっています。クラスメイトの女の子達も、大体は遠方に嫁いでいった様です。男子達に至っては、顔も名前も忘れました。

そんな煙か霧みたいなものに、うなされるのはもう御免だと思いました。相手は過去何があったとしてもしった屁程に私の事を覚えていないと思います。私ばかり、過疎の村と廃墟寸前の校舎を見つめていても仕方ありません。



(散々私に子供の時には塾の宿題をさせ、大人になってからは、結婚式の手伝いをタダでさせた女の子がいた。オトモダチ代だった。出産祝いが終わると、その子も飽きたのが縁が切れた。私も「新居に遊びに行ってもいい?」と言ってダメと言われた時に冷めた。

ちなみにその女の子の父親は出来た方の人だったらしく、散々結婚式のグッズ製作に他人の私が奉仕させられていたのを知っていたのか、結婚式の後カネを包んでくれた。

自分にとってオトモダチとは、私をタダ働きさせる女くらいの感じだったが、オトモダチだのなんだのという、煙か霧のような関係より、女の父親の誠意の方が本物の人間の感情だと思った)

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