■遊戯王で。高橋先生が、主人公が絶対人を殴らない格闘ものをと言っていました(精神を破壊するのはいいのか)。確かに少し前のジャンプの戦闘シーンはエグイです。
ただ多分、どうしても漫画的な表現を求めると、画面が真っ赤と言うとか真っ黒になりそうです。るろ剣も真っ赤と言うか真っ黒ですが、絵が可愛いのと、剣心の性格でバランスが保たれている気がします。
いいなあと思うマンガ、読みたかったんだよと思うマンガを開く前に、多分そのキャラが、喉首を牙でかきむしられて、血みどろで白目をむいているだろう事が想像できる場合どうすればいいのか。
■これから手元にある銀牙を読みなおそうと思うのですが。色々で、赤カブト編の12巻がありません。VSクマの巻だろうと思いますが、紅桜が死んでしまう巻だと聞いています。
手元にそんな巻がない事に、意味があるのかもしれません。一気にがっと読む分には気にらない部分も、そういえばあの犬はどうしたんだっけと読み返せば、多分血を流しているから辛くなりそうです。
普通にイヌを飼っていても、病気や事故でそんなに長く一緒にいられません。以前家にビーグルがいました。食いしん坊なイヌだとは聞いていましたが、いつの間にかまん丸の体になっていました。散歩の好きなイヌだったし、食事は主に母が与えていたのでおかしいと思いました。
同居していた祖父母が、アンパンやら煎餅やら、ビーグルに山ほど与えていたらしいです。別に祖父母は認知症という訳ではなく、ただひたすら、昔の動物園のサルにアメでもあげるように、闇雲に甘いものなどをビーグルに与えていたのでしょう。
イヌに甘いものや揚げ菓子などが毒である事を、何回祖父母に行っても聞きませんでした。夕食の残りの魚の骨などもあげようとし、いつだったか叔母が力づくで祖母の愚かな行為をやめさせようとしていましたが、ムダでした。
血縁の醜く愚かな部分は終わりがないので止めますが。大事に飼ってもイヌは10数年の命です。穏やかに獣医さんに看取ってもらうのも10数年、自分からクマにぶつかっていくのも同じ時間なら同じ事・・・でしょうか。甲斐達なんてそもそも飼い主の味を知らないですが。
銀牙はフィクションですし、昨今、イヌに菓子パンを上げる愚かな人も少ないでしょう。ただ、うちの憎い祖父母に殺されたビーグルよりも、自由で誇らしい銀達の方が余程幸せだろうと思いました。 |
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