■ウィードを読んでいます。中虎の息子達が一斉に亡くなるシーン他、結構な率で犬達の負傷・他界が続きます。ヒイと思いましたが、ふと本編の方を読むと、こりゃ死んじゃうよと言う場面ばかりでした。
多分。「少年ジャンプだからキャラが死ぬ事はまれ」という安心が本編ではあったんだろうと思います。作者は子犬達を残して、戦士達を赤カブト編で他界させるつもりだったそうです。確かに生きているのが不思議なくらいの絵が続きますが、ジャンプだからか生存率がウィードよりは高い印象です。
「死んで男になれ」とか割と平気で言うマンガですが、少女も読む雑誌なので、割と何かと甘いのでしょう。少年ジャンプ掲載ではないウィード以降を読むのなら、何頭他界しても文句を言ってはならないのでしょう。
・・・甲斐犬の本物を一度見た事があります。独特の色合いが綺麗でしたが、とても素人の飼えそうな犬には見えないたくましい顔つきでした。シェパードも素人が飼えない犬だと聞きます。イヌ達には人のうかがえない何かがあるのかもしれません。
■先日食べたバスクチーズケーキの、どの辺がいつものベイクドチーズケーキと違うのか、しばらく考えていました。表面は茶色でした。多分答えは出ないと思います。なんとかショコラと、チョコレートケーキの違いも未だによく分かりません。
ただ多分次の本で、「ルーザー様が生きていて、嬰児交換の無かった世界」のパラレルを書く時。次期総帥のグンマ少年のおやつを作る事になったドクター高松が、バスクチーズケーキをグンマ様にリクエストされ、「これ違う」とダメだしされる絵が浮かびました。
■司馬遼太郎の、街道をゆくを読み終えました。長かったですが楽しかったです。海外編も面白かったです。海外を見るにしてもいろんな視点があるだろうと思いますが、氏らしい作品でした。
ところで。
・本当にグンマが出て来ない。グンマと言えば岩宿遺跡で、縄文時代を見直すきっかけになった発掘があったのだけど華麗にスルー。ちょびっとだけ岩宿に触れて、東北の輝かしい縄文時代について、サッと話題が変った。
何かと司馬遼太郎の小説に出てくる水戸と言うキーワードも、あまり深めてくれなかった。まして氏が敗戦を迎えたと言う栃木も出て来ない。「街道」なら、北関東三県にもあるのだが、本当に出てこなかった。40巻以上あるシリーズなのに、かすりもしない。
自分が最後に読んだのは、東北を扱った巻だった。丁度東北に旅行したし、太宰も読んだし、近くにあったマンガも銀牙だったので、ウキウキと最後の巻を読んだが、ある意味嫉妬に狂いそうともいえる。
もし氏が京阪神偏重だとか、薩長がばかり書くというのなら、それは仕方ないと思う。しかし、グンマ・トチギ・イバラキのすぐそばである、佐渡・新潟・福島あたりは、恍惚としたラブレターの様な文章をしたためるのに、北関東は最早圏外扱いだった。
つくづく北関東は影が薄いらしい。氏の愛も関心も薄いが、県民の熱さはどの県にも負けていないと思う。
(ただしどうしても江戸・東京のオマケみたいな面があり、ベッドタウンにもならない過疎ぶりはどうにもならない だからこそあえて他県人である氏の目で、いい所を書いてくれないかと40冊以上読みながらずっと願っていた) |
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