■スパーク等で。泣きべそをかきながら、プロからのアドバイスをもらってきたくせに、いざ冬コミの原稿を始めると何も変わっていない事に気が付きます。
くそうと思ってネームを始めたはずなのに、いつも通り高松、キンちゃん、ルーザー様、股んGOくんが日常を謳歌しています。そりゃそういう、「だらしない」高松周辺を妄想しての原稿なのだからそうなりますが、あのインテやビッグサイトでの号泣を生かせていない事実。
■図書館に白痴を返して来るのですが。文豪、世界名作といえども、掲載当時は普通の連載小説だったはずです。当時は作家も少なかっただろうし、文壇も今とは違う、狭き社会だったろうから、絶賛・名声も限定的だったのでしょうか。
昔の作家と言うと。泉鏡花、尾崎紅葉は文ストでも有名ですが、いざ彼等の文章を読もうとしても、文体やテーマの面で読みにくくなっています。ちょっと当時の読者が羨ましくなります。
グンマと来れば伊香保、伊香保と来れば徳富蘆花なのですが、伊香保に来て蘆花を思い出す人は、どれくらいいるのでしょう。当時、蘆花は兄の蘇峰にコンプレックスが〜とか言われていたそうですが、今となってはかの兄弟をパッと思い出せる人自体、かなり少なくなったと思います。
漱石の文章の偉大さの一つは、「今も読める事」だそうです。蘆花の文章も読めると思いますが、結核や戦争賛美的な内容も含むので、読んでもパッと染みこんでこない所があります。「嫁は若く健康で、男児を生まないと無価値」とか劇中、平気で言われるのでイラッとしないでもないです。
漱石の内向きな文章が、今も読めるというのは不思議な気もしますが事実です。(こころの先生の「お嬢さんを下さい」あたりのノリは時代がかってしまったけど)
■去年の今頃、あれこれ無理をしたら病院めぐりする事になったので、今年はゆるやかに過ごそうと思います。ただしパソコンをウィンドウズ10へ買い換え、プリンターも寿命間近という、出銭の時期を迎えています。
パソコンもプリンターも、よくこの値段でここまで動いてくれているという品々です冬コミ入稿まで、もってくれればと思います。 |
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