madeingermany

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...... 2019年12月03日 の日記 ......
■ アンの時代   [ NO. 2019120301-1 ]

■先に楽しい事を書こうと思います。グンマの吾妻線の大前付近が台風の被害でしばらく不通でしたが、春頃には復活の予定だそうです。大前は終点でガランとした寂しい所ですが、駅がなくならなくてよかったと思いました。トチギの両毛線も、回復したとか聞きます。

グンマの路線は、信越線も吾妻線も廃線か?とささやかれて久しいので、結構本気でちょくちょくヒヤヒヤします。信越線は特に愛称もなく、長大だった信越本線の「残り」として普通に走っています。信越線の本家とも言える直江津や上田のあたりは三セクなのに、不思議なものです。


■どうも赤毛のアンを読んでいて、しっくりきません。赤毛であることにコンプレックスのある彼女が、ガッツで幸せになっていく話なんだろうなと思いますが、彼女の最大の悩み?は血縁上の保護者がいない、昔の日本だったら、「きちんとした結婚ができない」「女だし就職もまずできない」身の上である事ではないかと思います。

髪が赤い事なんて、「身の上」に比べたら小さいのではと思いますが、アンは健康に、明るく、お友達も多く、幸せに時間を過ごしています。彼女の頑張りが全ての幸福のみなもとなのは、いかに私でも否定しません。



なんだろうなあと思うのは。

・日本には当時、公娼というのがあった 戦後GHQが乗り出すまで、公然と売春が行われていた。GHQが言う通り、人身売買そのものであり、貧しくて身寄りのない、または親が貧乏な女児・女性の体は売買の対象だった 

漱石の行人の岡田夫妻には子供がない。岡田が買春するから、妻のお兼さんにも病気が移って、子供が出来ないらしい。明暗の関も、そういう病気になってるらしいとある。津田の妹の旦那さんも買春大好き それからの代助の父には確かお妾さんがいて、代助も買春経験者 漱石のお母さんの生家は遊女屋



英米からすると、みんなおかしな習慣なのかなと思う。明治41年ならお偉いさんも、お金持ちも遊郭に行くし、お妾さんを持つし、女中さんに手を出すし、女に本なんか読ませないと思う。なんかこう、当時のカナダは英明的なのか、日本が魔窟なのか。アンの過ごすキリスト教的世界が清らかで賢いのか。

赤毛のアンを訳したのが、戦前の日本女性である事に驚く。とてつもなく例外的な育ち方をしている女性。女なんて、着物が縫えて、飯が炊けて、子供が生めれば他に求められない時代に、小公女とか訳している女性???

ちなみに私は、勉強ばっかりしているとよく祖母に怒られた。女にはいらなかったらしい。グンマは日本でも早く、廃娼された県なのだけど、温泉街の古い話を聞くと「置屋をしていた」等聞く ?

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