■アンシリーズを読むのを休んで、別の小説を読んでいます。そういえば自分のバイブルの三国志は、「(どうにもらない)欠点」の多い人だらけだったなと思います。ざっと思い出すと。
・低身長、出自のコンプレックス(宦官の孫)曹操 ・優柔不断 史実の劉備はそんなイメージないが ・短気 孫家の人は大体これ
・軍のトップなのに、軍を動かすのが苦手 孔明 ・短命 周瑜 ・名門の出なのに不遇 ホウ統の事だけどこういう人は多い ・有能でお金持ちなのに影が薄い 魯粛さん ・有能で家柄も人柄もいいのに家運がない 子瑜お兄様
・魏延さん よく考えると、優秀で果断で忠実ないい男なのだが、どうしてか大体扱いがよくない
・袁家の人達 時代に合わなかったとしか言えない ・呂布、董卓、貂蝉 最早昼ドラの人達 ・関羽 張飛 家柄が全ての時代なので面倒くさい立場 ・馬超 姜維ちゃん 黄忠 読んでて辛い人物達 ・司馬懿 人間こう生きるといいのかもしれない
三国志は時代的に全く残忍さが過ぎて、地獄としか言えないとも言えるお話です。女性の立場はゼロどころかマイナスです。なのに嫌いじゃない不思議
■ユーフォニアム2期を見ています。みぞれの登場に、絵のキラキラ感がマックスになった印象です。久美子やみどり達が地味だとは思いませんが、カラーの青っぽい子が出るとアニメだなあと思います。
みぞれについて、まだ巻数が進んでいないので全部は分かりませんが、多分「置いて行かれた」と思っているんだろうなと思います。部内の対立、大量退部騒動にも、みぞれは動じなかったでしょう。
でも、たった一人オーボエを吹き続ける彼女の内面は、「勝手に夫婦喧嘩して出て行ったお母さんを、父親の家で待ち続ける一人っ子」みたいだったろう、と勝手に思っています。明るい希美には、生涯分からない感覚かなと思います。
身勝手でも、たった一人しかいないお母さんがふらっと帰って来たと思ったら。自分をガン無視して、無関係のあすか先輩に仁義を切っている始末。あすか先輩の「内面の動き」とかを期待しているあたりで、希美のトンチンカンさがよく分かります。
ほんの少ししか接していない久美子でさえ、あすか先輩の冷淡さを理解しています。団体競技を扱う部なら、上手い人が周囲をまとめ、引っ張っていくのが常套でも、あすか先輩はそういう事をしない人です。
動いてくれそうな香織先輩や、部長、普通に滝先生にアプローチしないのが希美だなあと。(あすかは単純に共演NGくらいにしか思っていないのでは)
優しくて明るくて、自分を愛してくれるたった一人の人が、そんな理解しがたい騒動を自分抜きでしているのだから、過呼吸にもなるでしょう。ああ、自分は希美から本当に捨てられたのだと、みぞれは思ったのかなと思います。 |
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