madeingermany

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...... 2020年02月07日 の日記 ......
■ ガチ   [ NO. 2020020701-1 ]

■あんまり思いたくないのですが。人生、加害者の方が楽しそうです。若い頃、学校の中のグループで「なんでこの子、私にかまうんだろ」と思った時、その子は自分が底辺になりたくなくて精一杯なんだな、と思いました。

学内の「その場」に竹渕がいれば、底辺はその子ではなくなります。その子には「底辺である竹渕を、有難くもグループに招いてやった」という高評価および、だからアタシは底辺じゃないという自尊になるんだろうと思います。

何か嫌な予感がしたので、私は「その場」から離れました。その子は「なめんじゃねえ」と怒髪天を突いていましたが、何度考えても竹渕とその子が親しかった事実はありません。


■カラマーゾフの兄弟を読んでいます。ミーチャの悲しいどんちゃん騒ぎ、そして逮捕というところまで読みました。赤貧の自分には想像もつかない、彼のお金の使い方ですが、たぶん他のお金の使い方を知らないんだろうと思います。

フョードルから、そういう扱いしか受けていなかったのか。あまりに不幸な成育環境において、周囲の誰も理解できないくらい「はじけた」行為にしか、快感を見出さなくなったのか。いずれにせよ、ミーチャはいつも楽しくなさそうに見えます。元気のいい時もありましたが、読んでいて不安になる「はじけ」ぶりです。



■司馬遼太郎が街道をゆく等で、朱子学の話を唐突に始める時があるのですが。江戸時代を貫いた考えの一つが朱子学なので、司馬さんが戦国〜江戸〜明治〜大正・・・と日本の事を考えた時、大事だったのだと思います。

朱子学というか、儒教は。男性万歳、父親万歳、男性上司万歳、長男万歳、というものです。女性に生まれると、実に難儀です。三従の教え、プラスセクハラ、アカハラ、マタハラほぼ全部なくなりません。

(絶対に男児の子孫を残す「使命」のために、側室を何人でも持つことが正当化される)



端的に儒教だな、と思うお話

・敵から逃走する劉邦、疾走する馬車から、「足手まとい」と子供達を突き落とす それマル だって子供はパパのために喜んで死ぬのが「当たり前だから」

・敵から逃走する劉備。趙雲がなんとか劉備の子供を守りぬく。「趙雲がこんなことで死んじゃだめ お前なんかこうしてくれる」と地面に実子を投げ捨てる劉備 それマル


いい加減にしようぜと思うお話ですが、儒教のお話は大体こんな感じです。よく学校の先生が、「当たり前の事を当たり前にできる人になりましょう」と言ったものですが、とりあえず「当たり前とは」と一回話し合いたいものです。
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