■GWコミケに受かりました。いつもなら奮起するところですが、果たして開催されるのか?開催されても、安全なのか?という懸念があります。
自分のサークルの弱小さを嘆いた事は少なくないですが、開催そのものに不安を覚えたのは初めてかもしれません。本当に「様子見」の一言に尽きます。
■怖い絵シリーズが図書館にあったので、はじから読んでいます。今、運命の絵という本を読んでいます。発表順に読んだ方がいいのかもしれませんが、読んでいて特に不自由を感じないので、これでいいのかなと思います。
割と文章の中で堂々と、「キリスト教は難しい」とかサラッと言ってくれるのでありがたいです。読んでいて、「この意味は共感出来て当然」というスタンスだったら、もうシリーズ自体読んでいなかったろうなと思います。
絵画について、ほんの少しだけ詳しくなって、楽しめればいいよねという空気の本でよかったです。書いているのが女性であるせいか、「だから男は・・・」みたいな文章もチラホラあります。そうだよなあ・・とこちらも思いながら読んでいます。以下、あくまで本の感想です。
昔アブラハムという人が。
・奥さんを妹だと偽って、権力者にあげてしまう
・側室と、庶子を家から追い出す
・嫡子を食肉の様に焼こうとする
と、したのだそうです。絵画のテーマになっているくらい有名な話なのだそうです。「アブラハムさん、貴方いつも家族を辛い目に遭わせるだけで、自分は何もしていないよね」と作者が突っ込んでいて、読んでスッキリしました。
書いているのが男性作家だったら、「かくてアブラハムの苦難は!」と畳みかけそうです。辛いのは、いつだって男の周囲に「いざるを得ない」女子供です。
自分も、苦労とは縁のない男が「死んじゃう〜」「俺辛い〜」「お前らはいいよな〜」と毎日言いつのっているのを知っています。辛いのは、暇で健康で、キツイ婆さんからも「息子」としてチヤホヤされたアンタじゃない、嫁と娘だと思って、心の底でその男性をバカにしています。
私の実父ですが、本当に辛い人は声を出す元気も勇気もないよなあと思っています。アブラハムさんは長寿で健康で、裕福だったそうです。でも彼の家族にはなりたくないなあと思いました。 |
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