■以下雑感です。見当違いなことを書いていたらすみません。
・いわゆるルパンと、原作のルパンがどれくらい違うかと言うと。多分、おそ松さん一期・二期くらい違うと思う。
いわゆるルパン=おそ松さん一期 原作ルパン=おそ松さん二期 なイメージ
赤塚不二夫先生の漫画も、楽しいドタバタというイメージからは実は遠く、よく子供の頃読んでトラウマにならなかったと思う。
ひたすら絵がギャグなのと、アニメ補正で読んでいたのかもしれない 例えば死ネタ、怪我ネタが多く、目を覆う貧困描写も多い気がした
原作ルパンの場合、そもそも独特のコマ割りやキャラの動き等に目が慣れていない子供が読んでも分かりにくいと思うし(自分がそうだった)、窃盗、強姦、破壊行為そのものを「楽しい」と思うセンスが、今も昔も自分には薄いのかもしれない 原作者の思う「一瞬の忘我の楽しみ」みたいなのが自分には薄いのかなと思う
さて、おそ松さんとルパンのお話
いわゆるアニメルパンとおそ松さん一期
・ある意味わかりやすい話 大人になってもニートで童貞の六つ子が、就職・結婚に行きつくかも?と思わせておいて、ニートで童貞のまま
少々社会問題も交えつつ、六つ子同士や、周囲との人情噺などを交えつつ、なんとか毎回ソフトランディングさせ、多少いやらしいネタでも「そういう事でわちゃわちゃやっている、楽しそうなおそ松兄弟がいい」という、逃げ道があった 過激な描写も、ネタかなと思わせて、赤塚マンガの素の恐ろしさを希釈していたのでは
いわゆるルパンも、相当希釈していると思う。一味は窃盗グループなので基本的にやっていることは常に犯罪、反社会的行為なのだけど、「わちゃわちゃしている一味がいい」という感想に落ち着ける
原作ルパンとおそ松さん二期
・本来の、根っこの持ち味とは、という話なのかもしれない。セーラームーンも、例えばアニメの可愛くて可憐なほたるちゃんや、テンションの高いレイちゃんはアニメのみのもの
おそ松さん二期も、「わちゃわちゃ」が減れば素の強引さが出るんだなと思った キャラも世界観も同じなのに、ちょっとした「こちらを油断させてくれる」仕掛けがない場合もあるのだと思った
原作ルパンの場合、わかりやすい意味で拾わないというか、次元が人を撃ったら撃つのが当たり前で、五エ門が人を斬ったら斬るのが自然な感じなのかなと思う ルパンが性行為をしていたら、特に理由はない
セーラームーンアニメで、しつこいくらい「どうして戦うのか?」という事をいつもどのシリーズでも何十話も何か月もかけて語ったのを思い出す ちなみに原作では「戦士だから」「運命だから」「前世からの事だから」と一喝される どっちが正しいとかはなく、どちらも持ち味があったなと思う |
|