madeingermany

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...... 2020年05月27日 の日記 ......
■ 時刻表   [ NO. 2020052701-1 ]

■ルブランのアルセーヌルパンの小説を読んでみました。1982年発行の和訳です。赤帽、電報と言う言葉が普通に出てくるのですが、今の子に分かるでしょうか。電報は祝電、弔電があるのでまだ分かるのかもしれません。

赤帽は、細雪でも出てきます。雪子が井谷の娘の光代に、赤帽をお呼びしましょうかと言われる場面が下巻にあります。赤帽=ポーター=荷物を運んでくれる人、ですがそのサービスの依頼まで、雪子は周囲にさせられる人間ってことでしょう 雪子お嬢様と呼ばれるのは伊達じゃありません。



近所の図書館で「(当館の)ルパン全集は人が読まないし古くなったから捨てます」と言われ、焦ってルパンを読み出しました。パート5でネタになったバーネット探偵社は一回読んでおきたいなあと思って軽い気持ちで図書館に行ったら、泣きながら帰路に就く羽目になりました 悪霊を読むのは先になりそうです。

(少し離れた図書館には同じ全集がそろっていて、破棄の対象になっていない 幼少の頃から一緒だったその図書館の全集が破棄されるとはあまりにむごい 指の二三本切って持っていかれるくらいの体感)



■ルパン二期にも、カッコイイ鉄道が出てきます。舞台がヨーロッパの場合は、日本では見られないコンパートメントが拝めます。ルパンのアクションは、鉄道の窓から逃げるなどなので、日本の今の鉄道の場合、車両が壊れるか、強風を受けて電車が止まります。

機関車が誘導する大編成の鉄道だから成立するアクションであって。引っ張られるだけの客車というものがほぼ存在しなくなった日本では、鉄道アクションは向かないでしょう。というか、ルパンでオリエント急行が爆破された時心が痛かったので、なるべくなら鉄道は大事にしてほしいです。



そんなわけで、エキナカの書店で時刻表を買いました。時刻表なんて、自分が乗る電車をあらかじめ調べれば済む、駅舎に行けば大体の事が分かるし要らないと思っていました。毎月JRが厚いのを発行していて、買い切れないとも思っていました。

でも買いました。素直に持っていたくなりました。最も飽きない書籍だとか誰か言っていましたが、竹渕には日文の本とドストの本と他沢山の本と同じくらい愛しい本です。鉄の祖の一人の宮脇氏は、過去毎月買っていたそうです。

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