■クラリス。彼女が修道院から出て日の目を見たかったとしても、伯爵との結婚&贋金作りをしないと、ダメ。自由で名誉ある暮らしがしたいなら、伯爵にいなくなってもらうしかない。ついでに贋金作りも「キャーアタシ知らなかった〜」とウヤムヤにしないとならない。
自分で伯爵&伯爵一派を殺してしまっては、自分が殺人犯になるだけ。下手人募集→ルパン登場 クラリス「オッシャア、悪い人発見!!オジサマ助けて〜」・・・カリ城はそんな話に思える 伯爵みたいないいおっさんが何故、クラリス一人にキリキリしているのか分かった気がした
■宮崎監督の作品について、つらつら考えていました。どうもルパンと合っていないと思う面も多いです。ルパンアニメ一期を、カワイイ路線に持って行ったのは監督だから、監督はある意味今のルパンの生みの親の一人です。
でも、あの健気でちょっと抜けていそうな一期後半の不二子は、他所じゃ受け継がれなかったようです。
・目立たない五ェ門 ・拝金な次元 ・貧乏なルパン ・女っぽくない不二子
ここまでセカンドシリーズっぽくないルパンを生み出していながら、かつ、ルパンをある意味不動の作品にしたカリ城を作った監督がよく分かりません。
とりあえず、ナウシカは当時の監督の何かの結晶なんだと思います。
・美人、ボイン、十代後半、処女、お姫様 ・科学者、政治家という立場でもある、軍人、戦士 ・みんなのママ、みんなのオッパイ、みんなの妹 ・みんなの姫様、みんなのリーダー ・破壊者、オーマへの実は冷たい内面
これだけ盛られている女の子は、なかなかないと思います。猫の恩返しがむしろ見やすいです。
そんな監督のもののけ姫のカヤ。カヤは中学生くらいの年齢なのに、アシタカの子供がお腹にいるとか言われています。いちいち監督の作品の裏情報?は、目が点になります。キキは劇中で初潮、千尋も劇中で初潮、とよく分からんこだわりもあります。
そういえばクラリスも女でした。クラリスは、多分自分一人でもあの事態を撃破したでしょう。冒頭でドレスの仮縫いから逃げたくらいです。クラリスは、本当はルパン、次元、ゴエ、不二子、銭形がいなくても全然平気なんです。シータみたいに、伯爵の頭をぶち抜くくらい出来る女です。
でもクラリスは、ルパンの有能性と、自分にぞっこんなうえに、絶対ルパンがセックスしてこないだろう事を見抜いて、キレイなお姫様でいただけです。本当は、彼女は一人で事態から抜け出たでしょう。だってあのドタバタの後の公国を背負うのは彼女です。
ルパンがいなくたって、4,000人くらいの老若男女を率いる事の出来る女です。最初からルパンを当てにしていただけで、その方が自分も汚れないし、面倒が少なかっただけです。伯爵がクラリスを警戒するのも理由のない事じゃないでしょう、修道院から出たばかりなのに、どこぞの中年泥棒を利用するすべを身に着けているんだから。 |
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