madeingermany

■ マーニー 　　[ NO. 2020072001-1 ]

■思い出のマーニーを読みました。映画のビジュアルのイメージは、釧路付近だそうです。浜中駅あたりはルパンの聖地でもあります。無意識にマーニーを読んでいたつもりで、頭は霧多布だったのかもしれません。コロナが落ち着いたら、行ってきます。 ■思い出のマーニーの原作を読みました。映画の方は、美少女×美少女みたいなアピールが激しかった面がありますが、小説の方はゆっくりアンナの心情を追っていました。 映画の杏奈と言えば。冒頭で心身ともにボロボロなのが描写されるうえに、杏奈の心が閉ざされていて、見ていて辛い絵が多いです。 映画の杏奈にかわいそうとか、共感とかを覚えるには、同じような経験をする必要があると思いますが、いじめられっ子ではないだろう多くの視聴者から「杏奈は生意気、可愛くない、いじめられて当然」とか思われやしないかとひやひやします。 ジブリのヒロインと言うと、コクリコ坂などでも、 「可愛い　かつ、バストが年の割に大きい」 「異性にも同性にも、年上にも年下にも、敵にも見方にも、そして動物・虫にまで好かれる」 「頑張り屋（ものすごい才能の持ち主）」 等な少女が多い気がします。とにかくジブリの女の子は愛されるんです。千尋、キキ、他みんな「君のためなら死ねる」少年がいます。そんな非現実的なくらいのエンタメ、ファンタジーとは縁遠い杏奈の存在は、ちょっと浮いていたかもしれません。 まして百合映画だの言われれば、妙なハードルが出来そうです。映画の杏奈はどちらかと言うと、中２っぽい「青年」キャラで、美しく明るいマーニーと出会い心を開いていく・・・というラノベ風味のように思えます。 原作の「アンナ」は全く普通の女の子です。友達が出来れば秘密を持ちたがるし、親しい人が自分に内緒をすれば嫌なのです。アンナがお金にこだわっていたのは、お金自体にではなく、お金について「隠される」のがつらかったのでしょう。例えば隠されるのが、「本当の子供じゃない」などでも同じだったのだろうと思います。 普通の女の子が、そうそう空飛んだり、敵国のリーダーと打ち解けたり、する方がイレギュラーなんじゃないのかなと思います。アニメなんだからイレギュラーどんとこいですが。あまりに等身大の杏奈・アンナは、見ていて切なかったです。 映画ではあんまり出なかった気がしますが。彩香・プリシラの家族がよかったです。アンナの生物的な父親、マーニーの両親と使用人達、マーニーを風車・サイロに追い込んだエドワード・和彦はどうかと思いましたがContent-Disposition: form-data; name="image"

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