madeingermany

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...... 2020年08月05日 の日記 ......
■ 巌窟王   [ NO. 2020080501-1 ]

■同人イベントは大体延期か中止になりましたが。自分はイベントで何をしたかったのかなと思うと、第一は二次創作して、好きな版権ものの世界にどっぷり浸りたかったんだろうと思います。

かつ、自分だけの夢じゃないと思いたくて、自分の本を会場に並べに行ったのだろうと思います。鉄や温泉の趣味は、「誰かに見てほしい」と言う願望が薄いので不思議です。多分鉄は、あくまで「走行する鉄と私」であって、温泉は「入る事」が全てなのかなと思います。



どっぷり浸る意味では、ルザ高ほどファンタジーな世界は少ないかもと思います。なにせルーザー様と高松は、公式で一回も会話していません。妄想がはかどる事、著しいです。高松のルーザー様への執心具合はよくわかるので、そこから逆算するという、頼りない作業が好きです。

少し昔の作品なので、パワハラという言葉もなく、どんなにかキレたルーザー様に高松は耐えていたのだろうと思いますが、それでも彼を慕う高松。あみちゃんの意図を超えて、高松に「古典的な女」を見るのは何ででしょう。

(あみちゃんの思う男性像、女性像が古典的なんだろうと思う。今時酔って暴れるのはナンセンスだが、一昔前はハイセンスだったんだろうと思う。前泊まったホテルの「宿泊案内」に、「酔って吐いて部屋や布団を汚したらお金払って」と明記してあり、ああ・・・と思った)



■長い小説等をアニメにすると、どうしても「足らない」部分が出ると思うのですが。ジブリだと、逆に原作と全く別物なのに、満喫できる不思議。

ナウシカは映画と原作が別物なのに、特にどちらを見ても「足らない」と思わない傑作だと思います。



原作とそんなに違わないのに、アニメはアニメで十分楽しく、「足らない」と一回も思わせない作品と言うと、巌窟王を思います。絵が独特なのと、音楽と声優さんの演技でグイグイ盛り上がり、「足らない」感じは全くありません。

原作の方の長い小説も読んでみましたが、面白かったです。何故あんなに原作が長いのかと言うと、情景描写等がガッツリしているからかなと勝手に思います。アニメは巌窟王というタイトルだけで大体内容が浮かんでしまうのに対し、全くの白紙から書かれた原作という違いなのかもしれません。

原作の方に、アルベールの暮らしとかはなかったと思うので。アニメの巌窟王の世界は独自なんだろうと思います。アニメの小さなしぐさや声で、伯爵とメルセデスの思い出に思いをはせるのが楽しかったです。

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