■ルパンの虎の牙を読みました。おどろおどろしいタイトルですが、そんなに劇中には影響しないタイトルです。動物のタイガーは出てきません。タイトルが「ルパンの恋」とかだったら、ほぼ全巻のタイトルが「ルパンの恋」になるでしょう。
ルパンの本は、各本で一個一個独立の世界なんだろうと思います。話の地理的規模や、歴史をからめた部分、時間軸などを思うと、大きな年表になりそうですが、多分ピースがはまらない気がします。
虎の牙で、平和に余生を生きるルパンを読んでしまいましたが。今後どうなるのでしょう。若い頃のルパン、合間合間のルパンなど、いろんなルパンが無限にありそうです。まだ道は始まったばかりです。
■以下雑感です。
・少女漫画だと。「貴方が好き」と正面切って言える女の子は好感度が高く、人気を得やすいような気がする。あくまで昭和の頃の話だけど、「何々君のために頑張る」とかが美徳だった時代。
(そういう健気さを、ちゃんと理解できる男ならいいんだが。「頑張るのはお前の勝手 そんなお前を利用するのは俺の勝手」な、万死に値する男を「好き」になった場合どうなるんだろうと思う
日本の「病」の始まりはこの辺の様な気がする。「あたしが頑張れば」なんて、未来がありそうな仕事ならまだしも、そもそもこっちを「頑張らせる」様な男のために頑張る必要も意味もない
もし女性が「あ、頑張るのやめよ」と思っても。「男に尽くさない女は女の風上にも置けない 日本から出ていけ」くらいの圧がある。「貴方が好き」と頑張る女の子はファンタジーの中だけでいい)
まあファンタジーの話なのですが。
南国でシンタローにアタックするタンノ達や、PAPUWAで自分の気持ちに忠実なウマ子ちゃんは、いいなあと思います。
でもリキッドはウマ子ちゃんを殴る蹴る、暴言を叩きつけるなどしていました。思うに、あみちゃんの中では、アイラブユーと言う方が負け犬で、沢山言われる方が正義なのかもしれません。
どうりで、愛に生きる高松の扱いがアレな訳です。(年かさなキャラ、地方出身者、人殺し集団のキャリアポジション、でも総帥一族じゃない、など高松の「ハンデ」はキラ星のごとく) |
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