■モンゴメリの青い城を読み終えました。モンゴメリなのにゴシックなのかというタイトルですが、舞台はいつものカナダの自然の中です。
ある事情から、既存の「幸せ」なんか知らない!とキレるヒロイン ↓ 根が真面目で優しい女性なので、真面目にぐれる ↓ ぐれた先で、ぐれているが優しくたくましい異性に出会うヒロイン 野生児の様に暮らす男女 ↓ ヒロインが出会ったのは、実は有名な作家で、大会社の御曹司でもあった ぐれた女のヤケ人生の開始と思わせておいて、実は結構な玉の輿の話でした、というオチ
奇想天外な話と思わせておいて、実は王道なんですというのが安心のモンゴメリだと思うのですが。ヒロインの母親の毒親ぶり、ヒロインの周囲の人たちの性根の腐り様、未婚の女性への侮蔑につぐ侮蔑、等令和の世でも十分読める話です。
今の世の中の異常さについて(少子高齢化等)、「女がワガママだからだ」「昔の女はもっと耐えた」など言い張る男達がまだ健在な以上、かつてモンゴメリが覚えた憤怒はまだ地球上にあります。(モンゴメリの夫は、超有名作家であるモンゴメリに「書くな」と言っていたらしい)
■もしコロナ禍がどうにかなった時。私に同人をする体力が残っているんだろうかと思います。今年はマンガの原稿らしい原稿を描いていません、本も出していません。
オンラインがある、コロナ禍でも頑張るサークルさんはある、等は分かっているつもりです。とりあえず、リアルなイベントにグンマ人は行かない、はずです(県が自粛を求めている)。
■高校の頃、担任の先生が「蘇州に旅行した」と話され、羨ましくなったのを覚えています。お兄様達がいた頃の呉とは違う様相だろうと思いますが、一回は中国へ旅行したいものだと思いました。
念願かなって数年前に北京に二泊しました。空気が汚く、環境があまりに日本と違っていて、あれこれ整ったツアーだったはずななのに、結構大変でした。四川や山東へ旅行することも自分の古い夢でしたが、北京でギブアップしました。
さて疲れた時の三国志妄想ですが。よく考えると、日本人と南京と言うと、あまり穏やかな感じがありません。呉の都は建業、今の南京です。
先の北京のツアーでも、「我々は日本人だから何か現地の人にされやしないか」と、同じツアーの方が不安がっていました。あくまで三国志妄想は、心の中の話です。司馬遼太郎が成都に行った時のエッセイを残していますが、羨ましい反面、自分の妄想を大事にしてもいいよなと思います。
お兄様のところに帰りたいなと思えば、帰った事になるんです。孔明はそういう意味で瑾を頼った事はないと思いますが、陳舜臣先生の小説でその辺をいい感じに書かれていて好きです。 |
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