■昔。女性の定年は30歳でも可だったそうです。若くてキレイで従順だろう女性しか職場にいられないと言う事になりますが、今は流石にそこまではないでしょう。
でも。昔と言っても1960年代の事なので、その頃育った人には普通だったのでしょう。女は男に劣る、女は子供を生まないと価値がない、等実は明治政府からしてドンとうたっていたそうです。
今「そんなことあるか」と方々で狼煙が上がっていますが。「女のバカげた口答え」とか、エライ人は思っているようです。実際、前の都知事からして「年を取った女は(略)」と堂々と言っていました。
前の都知事の読解力が(略)だったのか。「人類には、他の動物にない「おばあちゃん」という存在があって。他の動物が単身育児に挑む中、人類は「おばあちゃん」の蓄積されたノウハウで次代を育てる事に成功し、今の人類の繁栄がある」という、結構有名な説を、「年を取った女は邪魔」と受け取ったそうです。
そうでなくても。都知事選で、今の都知事が「顔」「年齢」「性別」で無茶苦茶ヒドイ事を言われていました。言っている方は、そんな低レベルな事を言って恥ずかしくないのかと思いました。
■少し前。ある版権ものの二次創作を書いたら、あまりに雰囲気のよくないものになったのでしまい込みました。
落語心中の、四国のみよ吉たちについて書いてみて。ああなんて地獄みたいな暮らしだと思って書いて、書いたらそのまま地獄になりました。
・夫婦喧嘩が絶えない ・喧嘩の原因は、助六が無職なこと ・助六が無職なのは、落語以外出来ない男なのに、その落語を妻のみよ吉から固く禁じられているから
・暮らすのにはお金がいる 東京で盗んだ金も尽きた ・みよ吉は水商売でしか稼げない ・暮らすために水商売するみよ吉 ・かえりみられない小夏
・髪ボサボサで、ソバ屋で小遣い稼ぎに励む小夏 ・みよ吉を嫌う小夏 ・だって母ちゃん他の男の人と(略)
落語心中って、有名声優さんが落語をしてくれたり、音楽がよかったり、落語がテーマでまとまっている珍しい話でいいなと思うのですが。
作者が書きたかったのは、男×男で子供を生む事(信ちゃんには助六と師匠の血が流れる)。一生切ながる師匠等なので仮に二次創作するなら、作者とカウンターパンチする気でいかないだろうなか、こちらが代替案が出せなくてボロ負けするでしょう。
文字通り死ぬまで錯乱するみよ吉の生き方を、読者としても二次創作する場合でも、きちんと扱いきれないのなら、書いちゃだめなんだろうなと思いました。
(劇中では師匠が、乱れ切ったみよ吉の性格、人生などをキレイに回想している 同意できない部分が多い) |
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