■高崎駅に行ったら、鬼滅関連のものが沢山ありました。しばらく蒸気機関車が鬼滅仕様ですし、駅ナカも鬼滅を意識した雰囲気になっていました。
高崎駅自体古い駅です。レトロなムードに合う場所です。駅舎が新しくなり、北陸新幹線が通るようになっても、基本的には明治からある駅です。駅も路線もいとおしい存在です。昔から人々の生活を見守ってくれている、守護神のようなものです。
人間のやる事は滅茶苦茶なのに、人が作った鉄道は別の命でも与えられたように活動しています。伝統、伝統と国のエライ人は言いますが、本当の伝統って高崎駅の様に古いようで新しく、それでいてちょっと懐かしく誰にでも開かれているものだと思います。
男尊女卑やパワハラ等は伝統と言えません。
■カリオストロって、イタリアの人名らしいのですが。バルネとバーネット、みたいに語圏で読み方が変わる例でいうとどうなるのか。
クラリスはフランスの人名みたいです。キャサリンがロシアだとエカテリーナだったりと、言葉の変化を楽しみたいのですが、クラリス・ド・カリオストロの名前を語圏別に楽しめるだけの知識がありませんでした。
ルブランのルパンの場合、本家のカリオストロのイメージからカリオストロ伯爵夫人の雰囲気を持って来ているのかなと思います。同じ小説に出てくるクラリスは、普通のフランス貴族の名前らしいです。
クラリスの懐妊が分かるシーンまで、ルブランの方を読みました。その前にルパンがジョジーヌにデレデレで、これまた肉体関係に突入していて、クラリスにはかわいそうの一言しかありません。
クラリスの言う、「ルパンのために私は泣くだろう」というのは、そのまんまの意味だろうと思います。
宮崎監督の方、クラリス・ド・カリオストロって綺麗な名前だし、響きもいいし、おどろおどろしい苗字にクラリスと言う涼やかな名前のアンバランスさがいいです。
宮崎監督もモンキーパンチ先生も、あんまりルブランの方に入れ込んでいる感じはなさそうです。宮崎監督は原作に仮にのめりこんでいても、そういうデレは見せなそうです。
モンキーパンチ先生の方は、ある意味ナチュラルにルブランのルパンに似ているところがあるかなと思います。泥棒をしていることに、なんの呵責もなさそうなところとか。異様に思い切りのいいところとか。
一番遠いのが、セカンド以降のルパンとルブランのルパンじゃないかなと思います。
否、基本的にお話が「読み切り」であること、ゲストキャラの美女・美少女があること、財宝がらみの展開である事、など不思議な事にキャラ性プラス、お話の「まとめ方」はセカンド以降のアニメもルブラン流のような気がします。 |
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