■何か楽しい事を書こうと思うのですが。瑾お兄様が畳の上で亡くなった事くらいしか、特に思いつきません。あと今でもって「魏に行った徐君、何しているかなあ」と考えます。多分、静かに暮らしているんだろうと思います。
夢で、どこかのホテルのロビーにいました。中くらいの温泉宿で、明るくいい香りがして、適度に人がいたイメージでした。ずっと「父親の付属物」としてしか生きて来られなかった自分が、初めて単体で行動出来たのが、多分「旅行」だったんだろうと思います。
狭く古い地域に住んでいて。どこへ行って何をしていても、「誰さんのお子さん」でしかないのに。電車に乗れば一人分の運賃を払えるのに興奮して(あまりに山奥に住んでいて親の車に頼らないと何もできなかった)、一人分のご飯とお部屋が用意されている感動。
あたしはあたしなんだなあと思える時間。いい加減コロナで減らさないで欲しいなあと。夢の中で旅行しています。多分、飯坂温泉です。
■多分最後の、おれは直角の感想です。古めの漫画で、事情により全巻読むことが出来ないのが残念です。
おーい竜馬、あずみの方が有名なのかなと思いますが。おーい竜馬のアニメの序盤、余りに残酷な高知のお侍たちの上下関係にビビり、マンガを読む意気地がありません。
歴史ものを読もうかと言う時なのに、上下関係の酷な描写がダメとか。流血がダメとか。私は今まで何を読んできたんだろうと思います。多分、歴史ものの残酷描写以上に、昭和平成令和の心身ともに血みどろな感じが苦手なのだろうと思います。
あずみも、実写等で大人気だったのは記憶にあるのですが。美少女剣士、ふとももムキだしなあたりで、別の予感がしました。あまりに表紙等の女性の絵が色っぽくて、多分読めばトラウマになるんだろうなあと思います。
おれは直角、は基本ギャグで爽快な作品です。ですが、真弓さんがチビ太など、孤児をされるのが多い事と関係あるのか、照正の周囲だけ真っ暗です。財力、地位等が抜群に高い子なので、他の面で味を付けたにせよ、余りにいい面が少なかったかもと思います。
なんかこう、血縁にも信用されなくて。数多いる周囲の人間にも見向きもされなくて。自分を見ている様でした。私も子供の頃、言われる悪口が辛くて、いっそ悪口の通りに生きたら楽になれるだろうかと思いました。
根暗、近視、本好き、友達がいない、バイキン扱い、運動・音楽がダメ、と出来ない事だらけなので、「そうよ〜アタシは何にも出来ないよ〜」と一瞬振舞った後、「アホな方向に自分を貶める事はない」と思い、せめて内申書に響かない程度にいい子になって、さっさとよさげな進学校に行こうと思いました。
幸い竹渕のそういうなけなしの小芝居に気づく人もなく、多分内申書は下の中くらいでなんとかなったのでしょう。先生方も、明るく楽しそうに子供達が振舞えば満足なのだから、それでよかったのだと思います。
(これで、教員になるしか飯を食う方法がほぼない文学部出身なのだから笑える。絶対に教員だけにはなりたくなかった。私みたいに、「先生あたしを分かって、助けて・・・」という子がクラスにいたら、フラッシュバックでこっちが死ぬだろう) |
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