■チャンピオンで七色いんこのリメイク?があったので読んでみました。以下雑感です。
・千里刑事の魅力は、暴力でもパンツでもバストでも顔でもないんじゃないかと思う。手塚漫画の女性キャラらしい、内面の正常さというか、ド変態が多い手塚キャラの男性達のかじ取りになれる、優しさと行動力と素直さじゃないかと思う。
(本家の刑事さんも美人でグラマーなんだが。少女的な初々しさと、あくまで「均整」「健康的」なボディだったと思う。流石に昨今人民帽はないかもと思うが、マンガ的な意味で刑事さんって完結したキャラだったなあと思う)
・七色いんこの面白さって、パントマイム的な部分だったのかなと思う。玉サブローしかり、いんこの実にわざとらしいアクション、他、舞台的な何かを漫画で楽しませるのが七色いんこだったのかなと思う。最後、いんこは舞台に消えていくし
・手塚漫画の神芸というか、コマ割り等に七色いんこの魅力が詰まっているとすると。リメイクってとんでもなく難しいことのように思う。古いキャラに新しい命を吹き込む、とか言ってみても何十年も前の手塚漫画の、生き生きとしたことと言ったら
■去年の緊急事態宣言の時、モンゴメリを読んでいました。丁度長いものが読みたかった気分でした。
まあ長いアンシリーズでも読んでいる間に、コロナもどっかいくさと思っていました。今、読んでいなかったモンゴメリの短編集をいくつか読み終えても、まだコロナ禍です。
ならば巻数の多いルパンシリーズを読もうかと思って、あと数巻でルパンも読み終えます。ルパンは巻数が多いだけに、どこでどのヒロインが出て来たのか正直記憶が怪しいのですが、楽しい本でした。
ルパン三世の方はチームワークと言うか、いわゆるコメディ的な掛け合い、ガンマン・侍・美女という他にないチームが楽しいです。一応、お祖父さんにあたるとされるアルセーヌルパンの方は、どこまでも一人で、これがピカレスクという感じです。主人公が泥棒です。
更に長そうな、ブロンテ姉妹のものを読もうと思います。漱石の方は、何故か図書館でそれから、三四郎、こころなどがなかったので、マニア的に行人にしようと思います。
行人って、あそこまで不倫のお膳立てをしまくりながら、本当は何がしたかったのかと思います。好きな女性と結婚するのは月並みだとか、夫婦や家族なんてものは、いかさまだとか言う漱石なので、完全に読者の知らないところで、二郎×お直があるのかもしれません。
否、書いていないだけで、一郎との結婚の前に、お直は二郎と肉体関係があったのかもしれません。一郎二郎、そしてお直はお金持ちの家の人達なので、そんなことないでしょうが。一郎があそこまでイライラするのは、そんな邪推があったからなのかなと思います。 |
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