 ■森会長の進退を、あんまり新聞等で見なくなった気がします。「女性蔑視」等への批判も、一緒に消えてなくなった気がするのは気のせいでしょうか。
日本の上層部、および男性一同の考えと、森会長の「女性蔑視」が絶妙にシンクロして、日本はこのまま変わらないのかもしれません。
日本だと中学生くらいの時から「女は男に従うべき」と言う考えを「持たないと生きていけない」国な気がします。女子が生徒会長だの、部活の部長などすれば、男子生徒がバカにしてついてこないとか何だとか。学校の先生も「女子は男子について行けばいい」とか言いそうです。
ウソだと思うのですが。
現在、医療や介護で働く人たち、特に女性達の地位が余りに低い事もあります。エッセンシャルワーカーとか言われながら、ただの雇用の調整弁なのだとか。
「暇で、立派な旦那さんだのがいる、奥様達がのんびりやっている仕事」、とか森会長他男性は思っているんだろうなと思います。家事や育児も、どんなにやっても「偉い」とはされないように。
まるで。クラスのいじめられっ子が、何万もクラスメイトに恐喝されたり、殴られたり、お菓子買いに行かされたり(これは竹渕もあった)、しても、永遠にいじめっ子たちの「仲間」にはなれない事実に似ています。
ヒエラルキー下位の人の頑張りや努力は、上位の人には潰れたカエルくらいにしか見えません。むしろ「俺達・あたし達のお陰で、ぱしらせてもらえて有難くお思い」とか思われそうです。(←こういう人はいる)
上野女史が東大入学式で「頑張らせてもらっている自覚を持て」と言っていた気がしますが、ヒエラルキー上位の人達には届かない「他人の労力」は大いにあると思います。
■ムーミンのアニメを見ています。声がパパは大塚さん、ムーミンは高山さんのアニメが見やすいです。以下雑感です。
・そういえば、ナディアのネモ船長の時。沈思黙考型のキャラとして考えていたら、大塚さんの声のパワーで、体当たり的なキャラになったと言う。
ブラックジャックも、大塚さんの黒男からは暗さや、ひねた所を感じない。マンガの黒男の、斜に構えた部分はアニメでは全くないといっていい気がする。
パパも
原作もパパは、多分作家体質というか、常識人代表的な部分があったような気がする。あくまで思い出からの印象だけど、ヨクサルについてブーブー言えるくらいの勤勉さはあったと思う。ただし相当ロマンチックな人だが。
新しいアニメのムーミンだと
いうなれば、小説のヨクサルくらいブレイクスルーなキャラがゴロゴロいるんじゃないかと思う。ヨクサルがブレイクスルーなのかと言うと言い切れないけど、パパが「あいつは何もしない」というくらいなので、一定の「外れ者」であったかと思う。
アニメだと。みんな揃ってブレイクスルーと言うか、アバンギャルドと言うか、ある意味前衛的なキャラだなあと思う。ミー、フローレン、ママ、みんなそのまま絵本から出てきたようなキャラ。
その余波で、本来ブレイクなキャラだったかもしれないスナフキン・ヨクサルが大人しい人になっているのに驚く。寝ているか食べているか、釣りをしているか、旅しているかなので、対人関係の滅茶苦茶さは比較的少ないかもしれない。 |
|