 ■ムーミンコミックを読んでいます。平成アニメムーミンは、ヤンソン氏も関わったと言うくらいなので、コミックと平成アニメはとても近いです。
ヤンソン女史が一番気に入っていたのは、パペットだそうです。パペットもすごく可愛いですが、昭和のムーミンも悪くなかったと思いました。ただ。
・昭和のムーミンは。
いわゆる「日本のムラ社会」が根底にあるんじゃないかと思う。あくまで数話見ただけなんだけれど。
男尊女卑(平成アニメもジェンダーに容赦ない) 年功序列 よそ者キライ 閉鎖的、日本のムラ社会 陰湿なイジメ 弱い者イジメ
平成のミイもえげつないですが(他人の家の中を素で滅茶苦茶にしたり、犯罪的な行為をむしろ嬉々として選ぶ意味で、そしてみんなに明るく許される意味で)
昭和のミイもえげつないです
ほんの数話見ただけなのに、「放火魔」「嘘つき」「弱いものイジメ」「攻撃的」「怠け者」「強欲」「見栄っ張り」「わがまま」「都合のいい時だけ女ぶる」「都合のいい時だけ子供ぶる」「いわゆる名家のお嬢様なので、身分の保証があるだけにやりたい放題」「口が悪い」
女の子はえげつないものなのか 昭和と言う時代なのか 虫プロの個性なのか
おそ松くんのトト子もえげつないけど、そういえば「えげつない」事が尖った特徴だったトト子に対し、ミイはどんな悪質で陰湿な事を、素面でしても全てが許される存在です。
(トト子の場合六つ子に「色仕掛け」で許容されると言う事もあるが、ミイの場合「ミイだからねえ」と全てが水に流される)
ムーミンコミック、ないし小説ではスパイス的なミイの「悪ふざけ」「飾らない」ところも、結構アニメで続けて見ると、「そういえばこういう、都合悪くなると被害者ぶる女、クラスにいたなあ。普段は全力であたしを馬鹿にして、イジメにかかる癖に」と、結構トラウマを再生するなと思いました。
いい意味でオールフリーな北欧的ムードと、日本的な閉鎖ムラ社会は相性がよくないかもしれません。(昭和アニメでは「ムーミン村」という言葉が出てくる。平成アニメは「ムーミン谷」のみだった気が)
昭和スナフキンだけでも、確認したいなあと思うのですが。日本の、僻地のムラ社会にスナフキンがいたら、まあ周囲も本人も傷つけあって損するだろうなと思います。 |
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