■前橋のバラ園がきれいです。本当に一面バラ、バラ、バラの別天地です。しかも県立なので無料で公開しています。他所なら2000円は払うと思います。
今日はイギリスのバラがキレイでした。各国のバラコーナーがあるのですが、なぜかいつもドイツ、日本のバラがよく咲いていて、英国のコーナーの最盛期に出会いませんでした。今日は堪能しました。
お気に入りはハマナスです。バラの原種コーナーにあります。多分、強い花なのでしょう。伊豆半島の海岸で、一列になって沢山咲いているのを見たことがあります。
高松の花だと勝手に思っています。いかにもバラと言う外見じゃない花ですが、小ぶりな愛らしさとキュートな色がいいです。当時なのでバラ=蔵馬なんですが、高松には高松の境地があるんじゃないかなと思います。
■いつも不愉快にしかねない日誌で申し訳ありません。
ヤンソン女史は天才だと思います。
ムーミン世界は、基本的に何も起きません。アニメや漫画的な意味で起きないという意味で、例えば「全国大会に出るために過酷なトレーニングを行う」とか、「片思いしている辛い恋に耐える」とか、13話後に何らかのオチがつきそうな事件はありません。
ニンニの件など、細かい事件は多数あります。
しかし、すべてはムーミン達の内面の話のように思えます。ムーミン一家が海に行く話も、小説では灯台守の話も控えめです。
アニメだと、ムーミン一家が来た!!変わる灯台守!!等、あくまで変身させられるのはゲストのような気がします。小説だと、どこまでのムーミン達の内面がえぐられていくので逆にアニメや漫画的な意味でのイベントの方が心に優しいかもしれません。
こころをえぐられながら
多分、日本の小説でも花や木、虫に自分の人生や境遇、運命を見出す事があるので、そっちの方でヤンソン女史の世界を理解できたらいいと思いました。
漱石の猫で。行水する裸の女性を目にした男が、近くの木にとまっているカラスを見て「お前も惚れたか」というくだりが劇中劇であります。
そんな感じでいいんじゃないかなと思います。彗星だの、嵐だの、降雪だの白夜だの、そういえば日本では見ない題材です。だから余計に女史の世界が分からないです。日本と言えば地震国ですが、地震は文学で扱うには余りにハードに思えます。
代わりじゃないですが。小夜子も清子も画工も、苦沙味先生も、一郎兄さんも、お米も敬太郎も健三もお風呂に行きます。温泉でもあるし、銭湯でもあります。鬱っぽくなると我が国では、大海じゃなくて風呂に向かうのでは。 |
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