■政治と学問が、政治主導で結びつくとろくな事にならないというのは、いくつでも例があるなと思いました。古い説?を何十年も政治家が好みで抱きかかえていたり。
ところで。戦後、日本に残っていたいい方の鉄道車両は連合軍に接収されて、日本人はボロボロの三等車にギュウギュウになって危険極まりなく乗っていたそうです。内田先生が大好きだった一等車も、連合軍仕様に改造されたとか聞きます。
別に混同している訳じゃないと思いたいですが。オリンピックの選手の早いワクチン接種、自由な飲酒、のびのび運動出来るらしいと言う事を聞き。ふと、終戦後みたいだなあと思いました。何で外国の人は派手におもてなしされるのに、我が町の夏祭りは出来ないのと思うと。
■高松が、手段を選ばない男である事を思うと。
あのマジックがシンタローのトレーニングを言い出したのは、少なからず高松の願いも反映されていたんじゃないかなと思います。贔屓の引き倒しです。
・マジックなら、シンタローが自分のように寂しくも孤高の若者である事を望むんじゃないだろうか。マジックには「友達」も「級友」もいなかったわけで、初めて心を許せたのが赤ちゃんだったシンちゃん。
すくすくと成長し、友達や恋人を得て、自由に大人になっていくシンタローなんて、マジックが許せただろうか。
シンタローが成人直前にわざわざコタローをもうけたのも、シンタローを束縛したいからだったのでは。
でもどんな学校生活なのか、年頃のシンタローがつぶさに言うはずもなく、モヤモヤするマジック
学生達の監督、指導、教育、健康等に全責任を負うのは高松。当然のように高松に息子の様子を尋ねるマジック
「シンタローさんは明るくて友人の多い、クラスの人気者です」
普通の親なら安心するだろうけど。マジックなので、いらんこと沢山考えそう。というか、青の一族に生まれて、友人に恵まれる明るい人生を送る子なんて歴史上初なんじゃないだろうか。
大体の青の一族の子は、感情の高ぶりで眼魔砲を撃ってしまい、周囲を恐怖に陥れて孤立しそう。孤立した結果の、マジックの親類一同の大虐殺、ルーザー様の「兄さんを手伝いたい」気持ちの暴走、サビの怠惰、などあったのでは
シンタローが自分と違う事を思い知るマジック
眼魔砲撃てる?パパと同じこと出来る?同じこと出来れば、パパと同じ存在だよね?という問いもあったのでは
高松は高松で、明るく生きるシンタローの姿を見て「どこもルーザー様に似ていない」事が疑問でならない。マジックより早い段階で、サビにトレーニングを依頼
サビは暇だし、可愛いシンタローと僻地で半年も一緒にいられるのは嫌じゃない
シンタローからもマジックからも、高松からもサビからもおいて行かれるグンマ様。高松も前情報として、「興奮がよくない(眼魔砲を撃ててしまう)」事が分かっていたので、グンマ様を穏やかに育て続ける事にしている。
結句、グンマ様の方がマジックの血を濃く受け継いでいる事が、明らかになります。でもみんなの関心はいつだってシンタローにあり、高松は平気でシンタローの追っかけを勝手にやめて、キンちゃんに鞍替えする薄情者
でもこの愛憎に飛び込まなくって良かったと、グンマ様が思っていればいいと思います。 |
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